【初心者向け】弓道の審査と段位について

弓道

弓道教室終了後、いずれかの弓道支部に所属してお稽古を始めると、

「次の審査どうする?」とか「今何段で・・」みたいな会話を耳にすると思います。

そうなんです。

弓道には審査というものがあり、級位、段位があります。

  • 審査って何?
  • すごく難しそう。大丈夫かな・・・

というように、分からないと漠然と不安になってしまいますよね。

本記事ではその審査と段位について、分かりやすく説明したいと思います。

この記事を読めば、弓道の審査と段位が分かって、イメージがわいてくると思いますよ。

審査って何?

審査とは、審査を受ける人が、その級位や段位にふさわしいかを判断する場です。

合否は実技試験と学科試験の総合評価になります。

実技試験

二本の矢(一手)を射ます。

入場から退場までの体配、射形、的中などを総合的に審査します。

審査員は基本的に5人で、審査員3人が○と判断すれば合格です。

学科試験

内容は段位によって異なりますが、射法八節の説明や弓道に関する作文などの記述問題が出されます。

五段までは問題が公表されていて、いくつかある問いの中から審査当日に出題された2問を回答します。

弓道教本をみれば答えが載っているので安心してくださいね。

後は自分なりの言葉で回答できるようにしておけば大丈夫です。

弓道教本とは全日本弓道連盟発行の、弓道の教科書です。 第1巻は、弓道全体の基本について書かれています。

段位って何?

段位は、審査会に参加して合格することで、全日本弓道連盟から認許されます。

級位は五級から一級まで、段位は初段から十段まであります。

※一級の次が初段になります。

初めて審査を受ける場合

初めて審査を受ける場合、審査の受け方は「無指定」と「初段審査」のどちらかを選ぶことができます。

無指定審査

合格・不合格はありません。

総合評価で認許された級位・段位を受けることができます。

初段審査

合格・不合格があります。

無指定審査では、初段に及ばないと判断された場合は級位をもらえますが、初段審査に不合格の場合は何ももらえません。

級位・段位を認許されたら、次回の審査からは「昇段審査」を受けることになります。

昇段審査について

昇段審査は、無指定審査や初段審査と同様に、実技試験と学科試験があります。

無指定・初段~五段までの審査は、求められるレベルは違うけれど方法は一緒なんですね。

審査にかかる費用

審査には、審査を受けるために必要な審査料と、審査に合格したときに段位級位の認定を受けるために必要な登録料がかかります。

審査料

審査を受けるために必要な費用です。

審査料は基本的に段位が上がるにつれてあがっていきます。

無指定審査の場合1,030円。初段審査の場合2,050円がかかります。

登録料

審査に合格したときに段位級位を受けるために必要な費用です。

審査に合格したら、弓道連盟から段位級位の認定を受けるために登録料を払う必要があります。

登録料も段位が上がるにつれてあがっていきます。

無指定の場合は認定された段級位の登録料額。初段は3,100円かかります。

まとめ

本記事では審査と段位についてイメージがわくようにお伝えしました。

審査は試験ですし、とても緊張します。

弓子も今でも苦手です・・。

でも、弓道を続けていく上でモチベーションになりますし、頑張った分、合格したときの喜びは大きいです!

また、初段に関しては社会人から始めると80%くらいの合格率があるようです。

審査がどんなものか実体験で分かるので、是非一度審査を受けてみるといいと思います。

審査を経験すると、今後どういうモチベーションで弓道を続けていくか、その方向が見えてくると思いますよ。

弓道初心者の方に向けたその他の弓道情報はこちらにまとめていますので、よろしければ読んでみてください。

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