【0歳児】読み聞かせの5つのコツ

絵本
  • 「0歳から読み聞かせた方がいいっていうけど、聞いてくれない」
  • 「大人の顔ばかりみたり、あさっての方向を向いていたりしてすぐ飽きちゃうみたい・・・」
  • 「ページも勝手にめくろうとするし、絵本を読みきかせるのはまだ早い?」

そう思った経験はありませんか?

読み聞かせをしてみたものの聞いてくれている実感が持てなくて「なんだか難いなぁ・・・」と感じている方も多いと思います。

でも大丈夫です。

読み聞かせのコツが分かれば、だれでも0歳児の絵本の読み聞かせが楽しめるようになります。

この記事では、0歳児の読み聞かせ方が分からない、絵本を聞いてくれないと悩んでいる人へ、『【0歳児】読み聞かせ5つのコツ』を紹介しています。

私は司書資格を持つ保育歴15年目の保育士です。

園児や自分の子どもに絵本の読み聞かせを続けてきて感じたコツですので、「0歳児の読み聞かせ方」に悩んでいる方はぜひ参考にしてみてくださいね。

【0歳児】読み聞かせの5つのコツ

コツ①絵本はおもちゃと一緒

まず、0歳児は絵本もおもちゃも一緒だということを頭に置いてみてください。

0歳児は読んでいる途中で絵本を閉じてしまったり、ページを関係なくめくったり、絵本をなめたりしますよね。

そう、おもちゃと一緒なんです。

絵本が分からないんです。

だからどんなに短い絵本でも ”最初から最後まで読んで聞かせたい” と考えるのはハードルが高いと思います。

まずは「絵本」があるということを知ってもらうだけ。

それくらいの気持ちで読み聞かせてあげるくらいがちょうどいいと思います。

0歳児は読んでいる途中でどこかへ行ってしまうことがありますが、それも特別なことではありません。

園の0歳児も自由遊び中に読み聞かせてみると最後までその場にいてくれる子はほぼいません。

転がっているおもちゃだったり人だったり、周りのものが気になってすぐどこかへ行ってしまいます。

途中で終わってしまっても大丈夫です!

読み聞かせ方が悪いのではなく、0歳児がそういう発達をしているだけなので気にしないでくださいね。

おもちゃを使って子どもをあやしてみるように、絵本を読んでみただけ。

それくらい気軽にいきましょう!

コツ②やりとりを楽しむ

まずは絵本を通してコミュニケーションを楽しんでみることをおすすめします。

コミュニケーションとは、心の通わせ合いのことです。

絵本を一緒に読むということは、同じ物を同時に見ることですよね。

絵本を見ながら「○○だね」と、身近な物の名前を確認をしたり、これ面白いね、かわいいね、おいしそうだね、と言ってみてください。

はじめは反応が少なくても、少しずつ反応してくれるようになっていきます。

こういうやりとり(コミュニケーション)をすることで大人と子どもの気持ちがぐっと縮まっていきますよ。

そして、読んでもらうときの優しい声や、抱っこして読んでもらったときの心地よさが、子ども達に安心感や喜びを感じさせてくれます。

文字をきちんと読もうとしなくても大丈夫です。

ぜひ絵本を見ながらやりとりを楽しんでくださいね。

コツ③焦らなくていい

今は赤ちゃんが絵本を楽しめていないように感じるかもしれません。

でも赤ちゃんは、絵本を読んでもらうときの優しい声が好きです。

言葉や音のリズムを聞いたり、色彩や描かれたものを見ています。

赤ちゃんなりの楽しみ方で絵本を聞いたり見たりしているんですね。

アーアー、ウーウーと声を出したり、笑ったりもします。

7、8ヶ月になる頃には、読んでくれる人の声に耳を傾けて、じっと絵をみるようになります。

共同注意といって、大人と同じ物を一緒に見ていること(まさに絵本ですね)に喜びを感じるようにもなってきます。

そうやって大きくなるにつれて、少しずつ絵本がわかるようになっていくんですね。

だから今は焦らないでください。

途中で終わってしまっても大丈夫です。

絵本を見ながらやりとりをたくさんしてあげてくださいね。

コツ④大人にとっても大切な時間

赤ちゃんと一緒にゆったりとした気持ちで絵本のやりとりを楽しむと、赤ちゃんに変化があることに気づくと思います。

昨日できなかったことが今日突然できるようになったりするのが0歳児です。

忙しい毎日ですが、赤ちゃんの成長を感じられたらとても嬉しいですよね。

赤ちゃんと一緒に過ごす時間はあっという間です。

それは、私たち大人にとってもかけがえのない時間だと思います。

成長を焦らず、今ある楽しさや今しかない可愛らしさ、小さな変化や成長を大切にしてくださいね。

コツ⑤絵本を選ぼう

コミュニケーションがとれるならどんな絵本でもいいよね?

もしかしたらそう思われるかもしれません。

でも私はそうは思いません。

たくさんの絵本を読みきかせてきた経験から、子どもが好きな絵本や子どもに好まれる絵本はしっかりしていると感じているからです。

子どもの発達や興味関心に沿っていて、絵も子ども向けだからといっていい加減ではありません。

キャラクターものの絵本は親しみやすくていいですが、内容が浅かったり、絵が分かりにくかったりすることがあります。

そうすると子どもはすぐに飽きてしまいます。

よりよいコミュニケーションをとれるようにするために、赤ちゃんにも分かりやすい、良い絵本に出会わせてあげたいですね。

ぜひ、絵本を選んであげてください。

子どもが喜ぶおすすめの絵本はこのブログでも紹介していますので、良かったら参考にしてみてくださいね。

まとめ

今回は『【0歳児向け】読み聞かせの5つのコツ』についてご紹介しました。

この記事を読んで、読み聞かせが少しでも楽しい時間になってくれたら嬉しいです。

「保育士おすすめ!0歳児が本当に喜ぶ絵本3選」では、0歳児におすすめの絵本を厳選して3冊紹介しています。

ぜひあわせて読んでみてください。

そのほかのおすすめの絵本はこちらからどうぞ。

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