0・1・2歳児におすすめ!お風呂であったまる絵本5選

絵本

寒い寒い冬。

冷えた体をお風呂などであたためるとほっとしますね。

本記事では【0・1・2歳児におすすめ!あったまる絵本】をテーマに、司書資格を持つ保育士、弓子が、寒い季節に読み聞かせたい絵本を5冊厳選しました。

ほかほかとあたたかい絵本が揃いました。

寒い時期の読み聞かせの参考にしてみてくださいね。

0歳・1歳・2歳におすすめ!お風呂であったまる絵本5選

0歳からおすすめ

おやすみ

なかがわ りえこ
やまわき ゆりこ
出版社グランまま社
出版年1986年

気持ちいいがたくさん!

0歳からおすすめ
・心地いいリズム
・気持ちが入っていていい
・絵がかわいい!

ポイント①心地いいリズム

短いお話ですが、シンプルに気持ちを込めた言葉が読んでいてとても心地いいです。

短いからこそ選ばれた言葉が光っているように感じます。

子どもに繰り返し読んでと言われても楽しく読むことができますよ。

シンプルさがいい、素敵な絵本です。

ポイント②気持ちが入っていていい

 たくさん あそんで

 どろんこ どろんこ

 ああ おもしろかった

とか、

 おふろに はいって 

 きれい

 きれい

 ああ いいきもち

とか

 ばんごはん

 おいしい

 おいしい

 ああ おなかいっぱい

というように、この絵本にはたくさんの気持ちが入っています。

まるで赤ちゃんが気持ちいいと思うことを絵本で代弁しているようですね。

こういう本能的な気持ちをたくさん満たしてあげたいと、保育士ながら、親ながらに感じます。

ポイント③絵がかわいい!

なんと言っても絵がかわいいです!

「ぐりとぐら」を作られたお二人ですからかわいさは折り紙つきです。

このお二人が手がける小さい子向けの絵本には「おはよう」もあります。

この絵本は太陽の子どもが朝目覚めたところからを描いた作品です。

こちらも子どもが好きな絵本なのでぜひチェックしてみてくださいね。

中川季枝子、山脇百合子の他の絵本はこちら

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1歳からおすすめ

おふろでちゃぷちゃぷ

松谷みよ子
いわさき ちひろ
出版社童心社
出版年1970年

あったまれますよ

1歳からおすすめ
・優しい語り口がいい
・変化のあるお話がいい
・ふんわりとした絵が可愛い

ポイント①優しい語り口がいい

だれかがこう言いました。

 あひるちゃん どこいくの?

あひるちゃんは答えます。

 いいとこ いいとこ

あひるちゃん、今度はタオルを持ってきました。

 あれ?

 タオルをもった

 ねえ どこいくの?

あひるちゃんは答えます。

 いいとこ いいとこ

優しい語り口があたたかい感じがして、耳に心地いい絵本です。

ポイント②変化のあるお話がいい

あひるちゃんはおふろに向かっていることがわかりました。

 グワッ

 グワッ

 そうだよ

 はやく おいでー

 いっとうしょうは だあれ

アヒルが子どもにおいでと誘います。

 まって

 まって

 いま せーたー

 ぬいだとこ

あひるちゃんは急かします。

 はやく 

 はやく

こうして子どもは急いで服をぬいでおふろに向かいます。

この絵本はあひるがおふろへ向かう場面と、子どもがおふろへ向かう場面の2場面があります。

それがお話に変化を生んで、何回読んでも楽しいポイントになっていますよ。

ポイント③ふんわりとした絵が可愛い

いわさきちひろさんは、にじんだように淡い絵を描かれます。

子どものふっくらとした体や、ふんわりとした髪の毛がよく表現されていますよ。

最後のページは絵も文もはとても可愛いのでぜひ読んでみてくださいね。

松谷みよ子さんのあかちゃんの本シリーズは全9冊発刊されています。

どれも子どもに喜ばれる名作なのでぜひチェックしてみてくださいね。

松谷みよ子の赤ちゃんの本シリーズ(一部)

2歳からおすすめ

ノンタンあわぷくぷくぷぷぷぷう

作・絵キヨノサチコ
出版社偕成社
出版年1980年

言葉が楽しい!

2歳からおすすめ
・リズムがいい
・いないいないばあが楽しい!
・ノンタンたちがかわいい

ポイント①リズムがいい

お風呂に入るのが嫌いなノンタン。

 ぼく、おふろ だいっきらい 

 おふろに はいるの、いやだなー。

お風呂に入っているみんなを横目にこう言います。

それを見たみんなは「お風呂たのしいよー」と、お風呂で楽しんでいる姿をノンタンに見せました。

 みんな ならんで、一、二、三。

 ごしごし ごしごし、一、二、三。

 みんなで、せなかの あらいっこ。

 あわぶく ぷくぷく、ぷぷぷぷ ぷう。

読んでるだけで楽しくなってくる言葉ですね。

見ていたノンタンも、もれなくお風呂に入りたくなってきました(笑)

つい口ずさみたくなるようなリズムが魅力的です。

ポイント②いないいないばあが楽しい!

動物たちはお風呂で泡遊びを始めます。

 あわぶく ぷくぷく、ぷぷぷぷ ぷう。

 この しっぽ、だーれだ?

しっぽや手など、体の一部分が見えているので小さい子にもにも分かりやすく、当てる楽しさがありますよ。

それを見ていたノンタンは自分もやりたくなりました。

 あわぶく ぷくぷく ぷぷぷぷ ぷう。

 この ひげ、だーれだ?

 (ページをめくって)

 しゃわ しゃわ しゃわー。

 ノンタンの ひげ!

みんなに当ててもらってノンタン嬉しそう!

ほのぼのとした、かわいいお話です。

ポイント③ノンタンたちがかわいい

とっても有名なノンタン。

ご存じの通り絵がとっても可愛いです!

横目でみんなを見るノンタンなんて子どもそのもので最高です(笑)

「ノンタンあわぷくぷくぷぷぷぷう」も含まれる「ノンタンあそぼうよ」シリーズは、全23巻発刊されています。

この絵本が気に入ったら他の絵本もチェックしてみてくださいね。

特におすすめなノンタンの絵本

↑こちらの絵本を紹介している記事はこちら

おふろごっこ

きむらゆういち
長野ヒデ子
出版社佼成出版社
出版年2006年

楽しいのがいいよね

2歳からおすすめ
・冒険気分が味わえる
・お父さんがお見事!
・元気いっぱいの絵がいい

ポイント①冒険気分が味わえる

テレビを見ていてお風呂に入ろうとしないゆまくん。

お父さんがこう言いました。

 よし、じゃあパパと

 ぶくぶくザーザじまへ

 たんけんへいこう!

するとゆまくんが、

 ええ?!

 ぶくぶくザーザじまって

 どんな ところなの?

と聞くと、パパは

 おもしろいことが

 いっぱいある しまだよ

 おおだこが おそってくるかもね

と言います。

 じゅんびは はだかになるだけ

 では しゅっぱ――つ!

こうして2人はぶくぶくザーザじまへぼうけんに出かけます。

二人で色々なことを乗り越えて、楽しんで!

この絵本を読むとまるでほんとに冒険に行ったような気分になれますよ。

ポイント②お父さんがお見事!

このお父さんは、テレビに夢中だったゆまくんに「やめなさい」と怒りません。

ただ、おふろの冒険へ行かない?と誘っただけ。

そして冒険を思いっきり盛り上げてくれるんです。

 おっ、きりが こいから、

 きを つけろ!

 きりの むこうに かわが ある

 パパが たいちょうだ

 ついてこい!

なんていう風に!

子どもは楽しいことが大好き!

やめなさい、といわれるより、楽しいこと、興味のあることに誘われるほうがずっと好きです。

お風呂をこんな風に盛り上げてくれたらついていきたくなっちゃいますね。

お父さんお見事です!

ポイント③元気いっぱいの絵がいい

絵はインパクトたっぷりの太い線で描かれています。

そしてパパとゆまくんの元気な表情がとってもいいですよ。

冒険らしく、霧、滝、くもくもまん、おおだこ、など楽しい絵が画面いっぱいに広がって、見ているととってもワクワクしてきます。

すごく元気がもらえる絵本です!

元気よく読み聞かせたいですね。

きむらゆういちのおすすめの絵本

わにわにのおふろ

小風さち
山口マオ
出版社福音館書店
出版年2004年

子どもが喜ぶ絵本です!

2歳からおすすめ
・ちょっと怖くて可愛い
・音が面白い!
・予想できない行動が気になる

ポイント①ちょっと怖くて可愛い

この絵本の絵はいわゆる”子ども向け”ではありません。

というのも、わにを可愛く描いていないんです。

絵本では怖い生きものも可愛らしくデフォルメすることが多々ありますが、この絵本のわには目つきが鋭くてゴツゴツした体をしていて、ちゃんと”わに”です。

子ども達はそんなわにを怖がることもなく、自然と受け入れてくれます。

文もちょっとエッジが効いていて絵と合っていていいんですよ。

 そして おふろに よじのぼります。

 ずる ずり ずる ずり

わにのちょっと怖い感じが音と絵で上手に表現されています。

見た目のかわいさ、大人が好むかわいさだけにとらわれずに子どもの喜ぶ本を選びたい・・・

改めてそんな気持ちにさせてもらえる絵本です。

ポイント②音が面白い!

この絵本は音が面白いです!

例えば、お風呂におもちゃを浮かべる場面。

 わにわには おもちゃを うかべます。

 ぽくん ぽくん ぷくん

わにわにがお風呂に入る場面では、

 じょろろーん!

わにわにがお湯からでた場面では、

 わにわには おゆからでると

 タオルで からだを ふきました。

 ぐにっ ぐにっ ぐなっ ぐなっ

面白い音がたくさん登場してますね!

そこがこの絵本の個性的な部分でおすすめポイントです!

ポイント③予想できない行動が気になる

わにわにはマイペースにお風呂を楽しみます。

お気に入りのロボットのおもちゃで遊んだり、あぶくを飛ばしたり。

風呂桶をあたまにかぶって、シャワーヘッドをマイクにして歌も歌います(笑)

わにわにが次に何をするのか!?

予想のつかない展開が楽しいです!

わにわにシリーズは「わにわにのおふろ」の他に4冊発刊されています。

マイペースなわにわにが面白い絵本ばかりなので「わにわにのおふろ」が気に入ったらチェックしてみてくださいね。

わにわにシリーズの絵本

まとめ

今回は【0・1・2歳児におすすめ!あったまる絵本】をテーマに5冊紹介しました。

気になる絵本はありましたか?

どれか1冊でもお気に入りの絵本に加えてもらえたら嬉しいです。

紹介された絵本をもう一度チェックしたい方はこちら

①おやすみ

②おふろでちゃぷちゃぷ

③ノンタンあわぷくぷくぷぷぷぷう

④わにわにのおふろ

⑤おふろごっこ

当ブログでは他にも色々な絵本を紹介しています。

どれもおすすめの絵本ですのでぜひ読んでみてください。

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