【2歳児】読み聞かせの5つのコツ

絵本

「イヤイヤばっかりで何をするにも時間がかかる」

「言うこと聞いて!」

なんていう声が聞こえてきそうです。

2歳は自己主張が激しくなってくるころですね。

絵本の読み聞かせをするのも一筋縄ではいかないこともあると思います。

でも大丈夫です。

読み聞かせのコツが分かれば、だれでも2歳児の絵本の読み聞かせが楽しめるようになります。

この記事では、2歳児の読み聞かせ方が分からない、絵本を聞いてくれないと悩んでいる人へ、『【2歳児】読み聞かせ5つのコツ』を紹介しています。

私は司書資格を持つ保育歴15年目の保育士です。

園児や自分の子どもに絵本の読み聞かせを続けてきて感じたコツですので、「2歳児の読み聞かせ方」に悩んでいる方はぜひ参考にしてみてくださいね。

【2歳児向け】読み聞かせ5つのコツ

コツ①気持ちを代弁してあげる

絵本を読み聞かせたいけど上手くいかない時ってありますよね。

ちょっと前に嫌がったことを引きずっていたり、気分が乗らない様子だったり・・・

そういうときは気持ちを代弁してあげるのがおすすめです。

「そっか、さっき嫌だったね」「そう、おもちゃであそびたかったんだね」などと子どもの気持ちを代弁してあげると、子どもは落ち着いてくることが多いです。

気持ちを受け止めてもらうと少しずつ落ち着いて、周囲の状況にも目がいくようになります。

2歳児は言葉が爆発的に増える時期ですが、言葉が増えたからといって自分の気持ちを言葉で表現するのは、まだまだ難しいです。

だから泣いて自分の気持ちを伝えようとするんですね。

まだ言葉で上手に伝えられないんです。

「なんで~なの!!」

と怒りたくなってしまうこともあると思いますが、

「~したかったんだよね」

とちょっと飲み込んで、子どもの側に寄りそう言葉を掛けてあげてください。

気持ちを代弁することは日常でも使えるコツなので、いろいろと上手くいかないときには試してみてくださいね。

コツ②やりとりを楽しむ

そんな2歳児も、0歳児、1歳児同様に、まだまだ絵本を通してコミュニケーションを楽しむことをおすすめします。

コミュニケーションとは、心の通わせ合いのことです。

絵本を一緒に読むということは、同じ物を同時に見ることですよね。

絵本を見ながら「○○だね」と、物の名前を確認をしたり、これ面白いね、かわいいね、おいしそうだね、などの気持ちのやりとりをしてみてください。

こういうやりとり(コミュニケーション)をすることで、大人と子どもの気持ちがぐっと縮まっていきます。

そして、読んでもらうときの優しい声や、抱っこして読んでもらったときの心地よさが、子ども達に安心感や喜びを感じさせてくれます。

絵本の内容も大分理解できるようになってきて、短い絵本であれば一冊読み聞かせられるようになってきた頃だと思います。

でもまだまだやりとりを大切にしたい年齢です。

子どもが絵本の途中で指さしをして発見やふしぎに思ったことを声に出したときは、止まって聞いてあげてください。 

自分の気持ちを受けてもらった安心感にも繋がると思います。

ぜひたくさんのやりとりを子どもと一緒に楽しんでくださいね。

コツ③絵本を選ぶ

2歳児は絵本の中のできごとを自分の体験と重ね合わせるようになって、まるごと1冊の絵本を楽しめるようになっていきます。

だから自分と同じくらいの年齢の登場人物に共感できるような絵本を読んであげると、その登場人物により入り込んで楽しめると思います。

2歳児は「○○ができる」お話が好きです。

例えば「長い線路をつくれる」とか「おいしいものを作れる」お話です。

この時期の子どもにとっては「自分でできる」ということがとても重要なんです。

子ども自身が上手になりたいと思っていること、達成したいと思っていることが描かれていると、登場人物に感情移入することができます。

絵本の中の主人公と自分を重ね合わせて、もっとお話を楽しむことができるようになりますよ。

コツ④ゆっくり読んで、ゆっくり見せる

2歳児は目で見たそのままのことばかりでなく、言葉から刺激されて広がる想像の世界が分かりはじめます。

そのため、絵を見ることにもとても集中します。

たくさん想像できるように、絵をしっかり見せてあげるのがいいと思います。

同様に言葉もよく聞いています。

早く読んでしまうと言葉が流れて頭に入りづらいので、文もゆっくり読んであげてくださいね。

ただし言葉の繰り返しや擬音語は心地よい流れやテンポを崩さない方が、言葉の持っているリズムの良さがいきる場合もあります。

絵本の内容に合わせて、リズムが楽しいところではテンポ良く読み進めてくださいね。

コツ⑤絵本を習慣化する

絵本の楽しみ方が徐々に分かるようになってくる頃です。

「夜寝る前に必ず絵本を読んでから寝る」など、一日のどこかに読み聞かせが習慣づけられるといいですね。

習慣化できると子どももすんなり絵本を聞く姿勢になれます。

そして大人も、経験上、習慣化した方が読み聞かせを続けやすいです。

私は寝る前に読み聞かせるようにしています。

子どもが2歳だった頃は、子どもが途中で寝てしまうことも、自分が力尽きて読まずに寝てしまうこともありました。

でもやめずに続けていたら、子どもが8歳になった今でも続いています。

ぜひやってみてくださいね。

まとめ

今回は『【2歳児】読み聞かせの5つのコツ』についてご紹介しました。

この記事を読んで、読み聞かせが少しでも楽しい時間になってくれたら嬉しいです。

「保育士おすすめ!2歳児が本当に喜ぶ絵本3選」では、2歳児におすすめの絵本を厳選して3冊紹介しています。

ぜひあわせて読んでみてください。

そのほかのおすすめの絵本はこちらからどうぞ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました