3歳になると多くのお子さんが集団生活を経験する頃です。
友だちとの関わりもふえて言葉もどんどん増えていきますね。
この記事では、3歳児への読み聞かせ方が気になる方、これでいいのかな?と思っている方へ『【3歳児】読み聞かせの5つのコツ』を紹介しています。
私は司書資格を持つ保育歴15年目の保育士です。
園児や自分の子どもに絵本の読み聞かせを続けてきて感じたコツですので、「3歳児への読み聞かせ方」が気になる方はぜひ参考にしてみてください。
【3歳児】読み聞かせの5つのコツ
コツ①ゆっくりと読む
この頃になると一冊の絵本をまるまる楽しめるようになってきます。
そして、絵本の少し先を予想できるようになり、ページをめくって次に進む楽しさ(期待と確認)を感じられるようになってきます。
主人公の行動や話の展開を予想したり、お話が進むごとに「あ、予想通りだ」「あれ?違うぞ」というように、確認しながら楽しめるようになるんですね。
さらに「どうしてそうするの?」というような、理由も分かるようになっていきます。
そんな3歳児には、絵本をゆっくり読んであげるのがおすすめです。
間延びするようなゆっくりなペースで読む必要はありません。
でも大人が普通に読むペースは子どもには速すぎると思います。
意識的にゆっくり読んであげると、お話の世界に入り込んで楽しめると思いますよ。
コツ②繰り返しで展開していく絵本を選ぶ
子ども達はパターンが繰り返される「繰り返しの要素」から物語のリズムを学んできました。
そして3歳児ともなると、繰り返しが続いた時「つぎは、また○○になるよ」と予想する力がついてきます。
ページをめくって予想通りそうになると「やっぱりそうだった!」という楽しさを感じるんですね(期待と確認)
だから繰り返しのあるストーリーは3歳児に向いています。
選書に迷ったときは繰り返しで展開していく絵本を選ぶといいと思います。
コツ③言葉と絵が合っている絵本を選ぶ
想像しながら絵本を読み始めた3歳児には、
目で見て、耳で聞いて、イメージできるわかりやすさが大事だと思います。
時々絵と言葉が違う絵本があります。
文字を読んでぱっと絵をみたら、文字と全然違うことをしいた・・・なんてことが!
これでは子ども達はお話の展開を予想しにくいです。
だから最初に読んでみて、絵本の言葉とその場面の絵がしっかり合っているか確認してみてください。
スムーズに絵本の世界に入れるような絵本を選んであげたいですね。
コツ④色々なテーマの絵本を選ぶ
「現実にはありえない」ということも少しずつ分かってきて、ファンタジーも楽しめるようになる年齢です。
ぜひ色々なジャンルに挑戦してみてください。
少し難しいかな?と思っても子どもは大人が思うより柔軟に絵本を楽しむことができると思います。
この頃になると好奇心がより増して、自分の力を発揮したいという気持ちも芽生えます。
自分と同じように小さな動物や乗り物などが活躍するお話も好まれると思います。
そういう基準で絵本を選んでみるのもおすすめですよ。
コツ⑤反応はほどほどに
思ったこと、気づいたことをすぐ言いたい時期です。
でもせっかく絵本の世界に入って楽しめるようになってきたので、そのその全てに応えるのはもったいないと思います。
お話を聞く集中力をきらせないように、ほどほどにするのがいいと思います。
1言、2言返すくらいを返すくらいがいいでしょうか。
そうやって最後まで読み通すことを繰り返していくうちに少しずつお話の聞き方がわかってくると思いますよ。
絵本が終わった後に、絵本について話すのはとってもいいと思います。
ぜひ終わった後にたくさん話をしてみて下さいね。
まとめ
今回は『【3歳児】読み聞かせの5つのコツ』についてご紹介しました。
この記事を読んで、読み聞かせが少しでも楽しい時間になってくれたら嬉しいです。
「保育士おすすめ!3歳児が本当に喜ぶ絵本3選」では、3歳児におすすめの絵本を厳選して3冊紹介しています。
ぜひあわせて読んでみてください。
そのほかのおすすめの絵本はこちらからどうぞ。
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