【3歳児向け】読み聞かせの5つのコツ

絵本

3歳になると多くのお子さんが本格的な集団生活を経験する頃ですね。

友だちとの関わりもふえて言葉もどんどん増えてきます。

この記事では、3歳児への読み聞かせ方が気になる方、これでいいのかな?と思っている方へ「3歳児への読み聞かせのコツ5つ」を紹介しています。

私は司書資格を持つ保育歴14年目の保育士です。

園児や自分の子どもに絵本の読み聞かせを続けてきて感じたコツですので、「3歳児への読み聞かせ方」が気になる方はぜひ参考にしてみてください。

【3歳児向け】読み聞かせの5つのコツ

①言葉をゆっくり、はっきりと読む

この頃になると一冊の絵本をまるまる楽しめるようになってきます。

そして、絵本の少し先を予想して行動できるようになり、ページをめくってつぎに進む楽しさ(期待と確認)を一緒に味わえるようになってきます。

さらに「どうしてそうするの?」という理由も分かるようになっていきます。

絵本の世界に入り込んで主人公の行動を予想したり、お話の展開を予想したりすることができるようになるんですね。

そんな3歳児には、言葉をはっきり、ゆっくり読んであげるといいと思います。

大人が普通に読むペースは子どもには早すぎると思います。

意識的にゆっくり・はっきり読んであげたいですね。

②繰り返しのあるストーリーと、リズミカルな言葉のある絵本を選ぶ

子ども達はパターンが繰り返される「繰り返しの要素」から物語のリズムを学んできました。

そして3歳児ともなると、繰り返しが続いた時「つぎは、また○○になるよ」と予想する力がついてきます。

ページをめくって予想通りそうになると「やっぱりそうだった!」という楽しさを感じています(期待と確認)

だから繰り返しのあるストーリーは3歳児に向いています。

そして子どもはリズミカルな言葉が大好きです。

選書する時には、繰り返しのあるストーリーとリズミカルな言葉が使われている絵本を選んであげたいですね。

③言葉と絵が合っている絵本を選ぶ

これは、絵本の言葉とその場面の絵がしっかり合っている方がいいということです。

時々絵本の絵と言葉が違う時があります。

文字を読んでからぱっと絵をみたら、文字と全然違うことをしている絵だった・・・なんてことが。

これでは子ども達はお話の展開を予想しにくいです。

目で見て、耳で聞いて、イメージできるわかりやすさが大事だと思います。

想像しながら絵本を読み始めた3歳児には特にそういう絵本を選んであげたいですね。

④ファンタジーと日常生活をテーマにした絵本を選ぶ

「現実にはありえない」ということも少しずつ分かってきて、ファンタジーも楽しめるようになってきます。

ぜひ様々なジャンルに挑戦してみてください。

少し難しいかな?と思っても子どもは大人が思うより柔軟に絵本を楽しむことができると思います。

このころになると好奇心がより増して、自分の力を発揮したいという気持ちも芽生えます。

自分と同じように小さな動物や乗り物などが活躍するお話も好まれると思います。

そういう基準で絵本を選んでみるのもおすすめですよ。

⑤最後まで集中して聞けるように、反応はほどほどにする

思ったこと、気づいたことをすぐ言いたい時期です。

でもそのすべてに応えるとせっかくお話を聞いている集中力をきってしまうことになるので、ほどほどにするのがいいと思います。

1言、2言返すくらいを返すくらいがいいでしょうか。

そうやって最後まで読み通すことを繰り返していくうちに少しずつお話の聞き方がわかってくると思います。

まとめ

今回は「【3歳児向け】読み聞かせの5つのコツ」についてご紹介しました。

この記事を読んで、読み聞かせがより充実した時間になったら嬉しいです。

「保育士おすすめ!3歳児が本当に喜ぶ絵本3選」では3歳児におすすめの絵本を厳選して3冊紹介しています。

ぜひあわせて読んでみてください。

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