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かえるが出てくる絵本13選

絵本

もうすぐ梅雨時期に入ります。

恵みの雨を待ち望んでいる中にはこんな生きものも・・・

それは、かえる!

今回は【かえるが出てくる絵本】をテーマに、絵本の中にかえるが出てくるおすすめの絵本を13冊厳選しました。

季節を感じたり、制作の導入にしたり、生きものへの感心を広げたり、可愛らしさに癒やされたり・・・

読み聞かせの参考にしてくださいね。

かえるが出てくる絵本13選

0歳児におすすめ

ぴょーん

作・絵まつおかたつひで
出版社ポプラ社
出版年2000年
赤ちゃんが大好きな絵本です

0歳からおすすめ
✓絵本の使い方がいい
✓音が楽しい
✓何度も読みたくなる

ポイント①絵本の使い方がいい

この絵本は、横ではなく縦にして読みます。

横開きではなく・・・

縦開きで読みます!

「ぴょーん」という題名の通りたくさんジャンプする絵本なので、縦にすることで高さを感じますね。

大人の手のひらサイズで、赤ちゃんが手に持つのにぴったりな絵本です。

ポイント②音が楽しい

 かえるが・・・

 (ページをめくって)

 ぴょーん

とジャンプします。

飛ぶのはかえるだけでなく、ねこや犬やばったなど。

生きものによって飛び方が変わるところがまた楽しいですよ。

犬は、

 ぴょょょょーん

と、びっくりして飛び跳ねました。

バッタは、

 ぴょーん

と羽も広げて力強く飛び立ちます。

絵に合わせて「ぴょーん」の読み方を変えるのも楽しいです!

強弱をつけたり、カクカク読んだり、伸ばして読んだり、野太くまっすぐに読んだり!

音をたくさん楽しんでくださいね。

ポイント③何度も読みたくなる

短い絵本なので言葉を覚えはじめたら自分でもすぐ読むことができます。

一緒にぴょーんと飛び跳ねる子もいるかな。

何度も読みたくなる楽しい絵本です。

「はじめてのぼうけん」シリーズのおすすめの絵本はこちら

まつおかたつひでのおすすめの絵本はこちら

この絵本もかえるが出てきます!

↑こちらの絵本を紹介している記事

1歳児におすすめ

かえるぴょこぴょこ

みなみ じゅんこ
出版社アリス館
出版年2023年
楽しいわらべうた絵本です

1歳からおすすめ
✓早口言葉が楽しい
✓かえる達が楽しそう!
✓遊びの紹介がいい

ポイント①早口言葉が楽しい

 さあ いくよー

 ♪かえる ぴょこ ぴょこ

  みぴょこ ぴょこ

  あわせて ぴょこ ぴょこ

  むぴょこ ぴょこ♪

かえるが歌いながら楽しそうに飛び跳ねています。

この早口言葉のわらべうたは皆さん一度は聞いたことがあるんじゃないでしょうか。

よく聞いてみると言葉の響きがとっても楽しいんですよ!

ぜひ焦らず(笑)読み聞かせてあげてくださいね。

わらべうたとは、子どもたちが遊びながら歌う日本の伝統的な歌のことです。

ポイント②かえるたちが楽しそう!

かたつむりに乗せてもらったり、かえる仲間に出会ったり!

仲間はどんどん増えて、最後にはかえる達が大好きな雨が降ってきます。

早口言葉のわらべうただって、

 あめ あめ ケロ ケロ

 みケロ ケロ

 あわせて ケロ ケロ

 むケロ ケロ

なんていう風に変わっちゃいます(笑)

楽しそうなかえる達に注目してくださいね。

ポイント③遊びの紹介がいい

最後のページでは遊びが紹介されています。

「おりがみかえると遊ぼう」と題して、かえるの作り方が載っていました。

作ってみました!

(簡単!かわいい・・・!)

早口言葉の「ぴょこ」に合わせて頭をちょんちょんつつく遊びだそうです。

おしゃべりが上手になったら早口言葉に挑戦するのもいいですね。

ぜひ遊んでみてくださいね。

みなみじゅんこのおすすめの絵本はこちら

2歳児におすすめ

かえるとカレーライス

長新太
出版社福音館書店
出版年1988年
ナンセンス絵本といえば!

2歳からおすすめ
✓意味がないところがいい
✓分かりやすい絵がいい
✓最後の言葉に注目!

ポイント①意味がないところがいい

長新太さんは日本のナンセンス絵本の第一人者です。

ナンセンス絵本とは、意味や論理を意図的に無視し、ユーモアや奇抜な発想、言葉遊び、意外性のある展開を楽しむことを目的とした絵本のことです。

「かえるとカレーライス」はこんな風に始まります。

 ぼくは かえるです。ケロ ケロ ケロ

 ぼくのすんでいる いけのそばに

 こんな やまが あるんだよ。

池のそばには真っ白い山がそびえ立っています。

こんもりとしていて、まるで湯気でもでそうな・・・

 (中略)

 やまのうえから ドロドロしたものが

 ながれてきた。

 カレーの においがするよ。

はい、出ました!ナンセンス!!(笑)

そうなんです、山が噴火してカレーが吹き出てカレーライスになったんです!

不思議で奇抜な展開に「え!?」と引き込まれてしまいますよ。

ポイント②分かりやすい絵がいい

展開は読めないですが、絵は子どもにも分かりやすいです。

かえるのいる池と山が、どのページでもほぼ変わらずに描かれているからです。

背景がほぼ変わらないからこそ、山がカレーライスになったり、かえるが池から出て移動したりする変化が分かりやすいですよ。

ポイント③最後の言葉に注目!

一番面白いのはかえるの最後の言葉かと!

子どもだって疲れる毎日です。

何も考えずに笑ってくれたらほんとに嬉しいです(笑)

長新太のおすすめの絵本はこちら

↑こちらの絵本を紹介している記事

3歳におすすめ

カエルくんのおひるね

作・絵宮西達也
出版社すずき出版
出版年2000年
読み聞かせにぴったり!

3歳からおすすめ
✓ どんどん盛り上がる!
✓「そのとき―」がいい!
✓ なんでもないのがいい

ポイント①どんどん盛り上がる!

 なんにちも なんにちも

 あめが ふらなくて

 カエルくんは げんきが

 ありません。

 (中略)

 カエルくんは 

 すやすや すやすや

 おひるねを はじめました。

カエルくん、ちょっと弱っているみたいですね・・・

そんなときです!

 すこしすると、

 したのほうから

 にゅーっと

 なにかが でてきました。

出てきたのはなんとカマキリ!!

カエルくん大ピンチ!!

でも安心してください!

なぜならカマキリさえも逃げ出す強敵が現れたから!!

危ない!!

助かった・・・

危ない!!

助かった・・・

そんな繰り返しの展開に子どもたちもどんどん盛り上がっていくこと間違いなし!

読み聞かせにぴったりの絵本だと思います。

ポイント②「そのとき―」がいい!

 (カマキリは)カエルくんに

 とびつこうとしました。

 そのとき――

 とか、

(トカゲは)カエルくんに

 とびつこうとしました。

 そのとき――

とか、

 (ネズミは)カエルくんを

 かじりとろうとしました。

 そのとき――

というように、「そのとき――」が多いんです(笑)

読んでいくと、この言葉が引き起こす展開がどんどん楽しみになっていきますよ!

ポイント③なんでもないのがいい

いろいろあったのに、最後はなーんでもないカエルくん。

雨も降って大喜びです。

「おいおい!」って突っ込みも入りそうなラストが楽しくておすすめです。

同じシリーズの絵本はこちら

↑こちらはペーパーブックになります。

宮西達也のおすすめの絵本はこちら

↑こちらの絵本を紹介している記事

999ひきのきょうだい

木村研
村上康成
出版社ひさかたチャイルド
出版年1989年
可愛い絵にも癒やされます♪

3歳からおすすめ
✓ お兄ちゃんがいい
✓ しかけが楽しい!
✓ ハッピーエンドがいい

ポイント①お兄ちゃんがいい

 はるです。

 かえるの おかあさんが、

 たんぼに 999この たまごを

 うみました。

かえるはたくさん卵をうむんですね。

そして卵は次々とかえって、おたまじゃくしがうまれました。

 おや、でも ひとつだけ

 たまごの ままで のこってる・・・・・・。

なかなかうまれない寝ぼすけな卵がおにいちゃんでした(笑)

999匹もいたら性格だってそれぞれですよね。

マイペースなところが素敵なお兄ちゃんです。

ポイント②しかけが楽しい!

そんな中、田んぼにおたまじゃくしを食べるのが大好きなへびが現われました。

 「うほっ うまそうだ、たべてやる。」

 「きゃっ、へびだ。たすけてー。」

逃げるおにいちゃん!

追いかけるへび!!

食べられないようにする弟達!!(もうカエルになってます!)

ページが開くしかけで絵本を長く見せることで、へびの長さと、食うか食われるかのハラハラが子どもにもよく伝わります。

ポイント③ハッピーエンドがいい

いろいろありましたが最後はハッピーエンドでした。

程よいハラハラと安心できる展開が3歳児にぴったりですよ。

ほのぼのした絵にもぜひ癒やされてください♪

同じシリーズの絵本はこちら(一部)

村上康成のおすすめの絵本はこちら

↑こちらの絵本を紹介している記事

ぴょんたのたいそう

ルース・ティルデン
レタリング朝武 佳美
かがわ けいこ
出版社大日本絵画
出版年2009年

かえるのしかけ絵本といえば!

3歳からおすすめ
✓ しかけが楽しい!
✓ 何度もやりたくなる
✓ 最後のページが必見!

ポイント①しかけが楽しい!

この絵本は表紙に「つまみひきしかけえほん」とあるように、つまみを引っ張った時の動きを楽しむ絵本です。

絵本の中に、こんな感じや

こんな感じのつまみが出てくるので、それを矢印通りに引っ張ります。

子どもにも分かりやすくて楽しい!

しかけを使ってぴょんたくんをいっぱい体操させてあげてくださいね。

ポイント②何度もやりたくなる

ぴょんたが、リアルで面白い動きをたくさんしてくれるのがいいんですよね・・・!

中にはパタパタ音が鳴るしかけもあります。

何度も動かしたくなるしかけの楽しさが魅力です!

ポイント③最後のページが必見!

特におすすめなのは最後のページ。

息子が小さい頃爆笑していたのを思い出します。

ちょっとだけお見せしますね。

いいですか・・・!?

ぴょんたが・・・

こんな表情に!!(どーん)

ぜひ実際にしかけを動かして遊んでほしい一冊です。

しかけが楽しい他のおすすめの絵本はこちら

↑こちらを紹介している記事はこちら

4歳からおすすめ

いろいろかえる

きくちちき
出版社偕成社
出版年2021年
力強くて美しい

4歳からおすすめ
✓ 力強さと美しさがいい
✓ 色を感じられる
✓ 最後がいい

ポイント①力強さと美しさがいい

きくちちきさんの絵は、力強さと美しさを感じます。

枠に収まらない自由さがとても気持ちいいですよ。

お話は、

 あさですよ

 たべるの すきな 

 みどりいろの かえる

 くさむらで むしを つかまえ

 ごきげんです

(ぺーじをめくって)

 そこへ きたのは

 はねるの すきな

 きいろの かえる

と、次々に色々なかえるが登場して――というもの。

あなたは何色のかえるが好きですか?

ポイント②色を感じられる

この絵本は縦に長く、他の絵本よりも大きいので絵や色をより感じられます。

ページを開くたびに感じる、

緑、黄色、桃色、水色、だいだい色・・・

まるで美術品をみているかのようで、とても素敵な気持ちになりますよ。

ポイント③最後がいい

特に好きなのは最後の「夜」の場面です。

光が漏れ出る様子がとても素敵なので、ぜひ読んでみてくださいね。

印象に残る美しいかえるの絵本です。

きくちちきのおすすめの絵本はこちら

ゴロリともりのレストラン

作・絵かとうまふみ
出版社岩崎書店
出版年2008年
ドキドキする絵本

4歳からおすすめ
✓ ドキドキする
✓ ちょっと怖い・・・
✓ こんな絵本はいかがですか?

ポイント①ドキドキする

くいしんぼうなカエルのゴロリは、ある日こんな店を見つけました。

扉にはこんな張り紙がはってあります。

 いらっしゃいませ

 あなたのおすきな

 おりょうりごようい

 してます。

 あじは、いちりゅう。

 おだいは、むりょう。

 サービス、まんてん。

 レストラン店主

喜んだゴロリ!

でも、このお店なんだか変なんです。

店員はいないし、お客もゴロリだけ。

テーブルとイスも一組だけしかありません。

あれ・・・?

違和感にどんどんドキドキしていきますよ。

ポイント②ちょっと怖い・・・

その後ゴロリに起こったことはちょっと怖いです。

何か知っている風なカタツムリも、再び現われるレストランも・・・

「世にも奇妙な物語」を思い出させます。

ポイント③こんな絵本はいかがですか?

正直すっきりしないし、暗めで読後感は良くないかもしれません。

でもこの絵本を選んだのは、こういう違和感がある絵本は印象に残って何度も読みたくなるからです。

私自身も、そういう絵本が不思議で何度も読んだ記憶があります。

こんな絵本はいかがですか?という意味で紹介させていただきました。

良かったら読み聞かせてみてくださいね。

かとうまふみのおすすめの絵本はこちら

よるのおと

たむらしげる
出版社偕成社
出版年2017年
夜の音に耳をすませて

4歳からおすすめ
✓ 夜の音に耳をすませて
✓ 青い世界
✓ 五感で感じられる

ポイント①夜の音に耳をすませて

男の子が懐中電灯を片手に歩いています。

 「ああ、やっとついたよ。

  おじいちゃんのいえ」

夜道、耳をすませると色々な音がきこえます。

 リリリリ リリリリ

 ボーッ

 クワッ クワッ

 シュシュッ シュシュッ

昼間とは違う夜の世界に耳をすませてみてくださいね。

ポイント②青い世界

夜の世界は青く、そして少し白いです。

月や懐中電灯の光、汽車のライトが黄色く光っています。

ホタルや星の小さな光も、夜目がきくネコやふくろうの瞳も、そして鯉の目も光っています。

静かで青白い夜の世界にどっぷりと浸かることができますよ。

ポイント③五感で感じられる

耳をすませるということは五感をより働かせることだと思います。

小さなものを見ようとすることもそうですね。

水音や生きもの達の暮らし、在り方。

自然は私たちに多くのことを語りかけてくれているような気がします。

カエルが揺らす水の波紋がとても美しいので注目してくださいね。

たむらしげるのおすすめの絵本はこちら

↑こちらの絵本を紹介している記事

5歳からおすすめ

かえるのほんや

作・絵やぎたみこ
出版社PHP出版
出版年2022年
こんな本屋さんに行きたい!

5歳からおすすめ
✓ 本作りの過程がいい
✓ 本屋が素敵
✓ かえる文字はぜひ解読して!

ポイント①本作りの過程がいい

あるところにかえるの本屋がありました。

かえるの本屋ではおはなし会が開催されたり、本を好きに読んだり、買ったりすることができます。

そしてこの本屋では、本も自分たちでいちから作っていました。

 かみは くさのねから、

 えのぐは いろいろな いろの

 はなや みから、

 のりは くさのみから、

 ひょうしには へびのぬけがらや、

 はすのくきから でた いとで

 つくった ぬのを つかいます。

かえる達はこんな工夫をしているんですね!

そんなある日、作家のかえるがお話づくりに悩んでいたら事件がおきて――!?

というお話。

テンポ良く展開していくお話に目が離せませんよ。

ポイント②本屋が素敵

この、かえるの本屋さんがとても素敵なんです。

トンネルみたいなところに座って本を読めたり、長いはしごの上に座って本を読んだり、はすの葉っぱに座って読み聞かせたり・・・

とっても自由!

こんな本屋に行きたいな~と、想像が膨らみます。

ポイント③かえる文字はぜひ解読して!

かえるの世界の絵本に書かれている文字はその名も「かえる文字」です!

最後のページにはかえる文字一覧が載っているので、最後にはぜひ解読してみてくださいね。

子どもはきっと夢中でやってくれると思いますよ。

本好きにおすすめな、最後まで楽しい1冊です。

同シリーズの続編はこちら

やぎたみこのおすすめの絵本はこちら

ケロリンピック

大原悦子
古川裕子
出版社福音館書店
出版年2016年
最高に面白い!!

5歳からおすすめ
✓ 色々な競技が楽しい!
✓ 開放的な絵がいい
✓ 100匹のかえる泳ぎは圧巻

ポイント①色々な競技が楽しい!

カエル達が「ケロリンピック」(オリンピックのような)に参加するお話です。

カエル達は雨が大好きだから、朝からお日様が出ていて残念そうでした(笑)

 まずは くさむらかいじょうで。

 はしりはばとび、さんだんとび。

 じゅうりょうあげに

 ハードルきょうそう。

 こえだを つかった

 ぼうたかとび。

 がんばれ、がんばれ。

 フレー、フレー。

会場を変えてカエル達は色々な競技に挑戦!

表情や動きがコミカルでとっても楽しいですよ。

ポイント②開放的な絵がいい

色々あって、カエル達が待ち望んでいる雨が降ってきました。

そうすると地面がどろだらけになったり、水の表現も描かれます。

そしてそれらは次第に半端なくなっていって――!?

心を解放してくれるような荒々しさが心地いいですよ。

ポイント③100匹のかえる泳ぎは圧巻

最後の競技は「25ケロメートル自由形」。

100匹のかえるの泳ぎは圧巻なのでぜひ注目してください!

言葉遊びも楽しくて、オリンピックの時期でもそうでなくてもおすすめの一冊です。

大原悦子のおすすめの絵本はこちら

小学校からおすすめ

カエルもヒキガエルもうたえる(低学年~)

アーノルド・ローベル
彩色エイドリアン・ローベル
アーサー・ビナード
出版社長崎出版
出版年2010年
カエルの世界が楽しい!

小学校低学年からおすすめ
✓ 個性的なカエルがいい!
✓ 絵が素敵
✓ 優しさと力強さがいい

ポイント①個性的なカエルがいい

この絵本は見開き2ページに絵と詩がかかれていて、それが全部で10話集録されています。

登場するのは、

踊りが好きなカエルにヒキガエル、お料理をするカエルねえさん、くいしんぼうのヒキガエル。

オタマジャクシが通うオタマジャがっこう、わかくさいろのカエル。

つちいろのヒキガエルにわかものガエル・・・。

どのカエルも個性的なところが魅力的ですよ!

ポイント②絵が素敵

この絵本は、

 世界でもっとも愛されている

 カエルとヒキガエルの生みの親

 アーノルド・ローベルが、

 友人のために描いた未発表の傑作。

と記載されています。

世界でもっとも愛されているカエルとヒキガエルというのは「ふたりはともだち」のことですね。

ガマくんとカエルくんが登場するお話です。

可愛らしい線画に色をつけたのは、娘のエイドリアン・ローベル氏だそうです。

可愛い絵と素敵な詩を味わってみてくださいね。

ポイント③優しさと力強さがいい

読むと、愉快で楽しい中に優しさを感じます。

そしてカエル達は自分をつらぬく力強さも持っています。

私は「カエルも ヒキガエルも」と「つきよの できごと」が好きでした。

読むとちょっと明るい気持ちになったり、勇気をもらったりできる気がします。

あなたはどの詩がお好きですか?

アーノルド・ローベルのおすすめの絵本はこちら

どうぶつみずそうどう(中学年~)

かじりみな子
出版社偕成社
出版年2023年
話し合いとひらめき!

小学校中学年からおすすめ
✓ 仕組みと工夫が面白い!
✓ 大騒動で盛り上がる
✓ 対話と考える力がいい

ポイント①仕組みと工夫が面白い!

 おいらは だるまがえるの

 とうきち。

 おきよと おおぜいの

 こどもたちと、こめを

 つくって くらしている。

(中略)

 こんなふうに くらせるように

 なったのは、「ようすいろ」が

 できたからだ。

「ようすいろ」が なかったころ、

 たよれるのは おおかわだけだった。

 おおかわは、なんでも

 おしながしちまって、

 ちいさいもんには ちっとばかし

 おおきすぎた。

「用水路」ができたから、大川から他に水を流すことができたんですね。

生きものたちがどうやって水を引いているか?

仕組みと工夫が分かるところが面白いです。

ポイント②大騒動で盛り上がる

用水路が出来たことで住みやすくなり、新しい村ができました。

しかし、新しくできた村は用水路から遠くて人力で水を運ばなければいけません。

それは大変・・・

ということでちょっとずるをする生きものも・・・

水は生きものたちにとって死活問題なので真剣そのものです。

てんやわんやの大騒動が見応えありますよ!

ポイント③対話と考える力がいい

ちょっとずるされても、生きものたちは対話を忘れません。

 「それなら そうと、まず

  ふるいもんに そうだんしてくれ。

  いきなり みずが こねえと、

  びっくりしちまう。」

 と、がんじい。

 「どのむらにも とどくように、

  ちゃんと

  つくりかえようじゃねえか!」

 と、たいしょうが うごきだした。

そしてとうきちは水を損得なく分ける方法を思いついたのです!

対話して考える。

これは現代においても大切なスキルではないでしょうか。

子ども達にも対話を大切に、折り合いをつけていく力をつけて欲しいと思います。

かじりみな子のおすすめの絵本はこちら

まとめ

今回は【かえるが出てくる絵本】をテーマに13冊紹介しました。

気になる絵本はありましたか?

どれか1冊でもお気に入りの絵本に加えてもらえたら嬉しいです。

紹介された絵本をもう一度チェックしたい方はこちら

①ぴょーん

②かえるぴょこぴょこ

③かえるとカレーライス

④カエルくんのおひるね

⑤999ひきのきょうだい

⑥ぴょんたのたいそう

⑦いろいろかえる

⑧ゴロリともりのレストラン

⑨よるのおと

⑩かえるのほんや

⑪ケロリンピック

⑫カエルもヒキガエルもうたえる

⑬どうぶつみずそうどう

当ブログでは他にも色々な絵本を紹介しています。

どれもおすすめの絵本ですので、良かったら読んでみてくださいね。

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