みなさんは【ヨシタケシンスケ】を知っていますか?
スケッチ集や、児童書の挿絵、装画、イラストエッセイなど、多岐にわたって作品を発表している絵本作家・イラストレーターさんです。
絵本も多数出版しているのですが、とても面白くて、子ども達だけでなく大人にも人気があります。
ユーモアがあって、ちょっと哲学的で、イラストがとっても可愛いんです!
今回は【3歳から楽しめる!ヨシタケシンスケの絵本】をテーマに、司書資格を持つ保育士、弓子が絵本を3冊ご紹介します。
ヨシタケシンスケさんの絵本の中には少し難しいのもありますが、今回は3歳から楽しめる絵本を選びました。
ヨシタケシンスケさんにしか表現できない世界をぜひ味わってみてくださいね。
【4、5歳から楽しめる!ヨシタケシンスケの絵本】では4、5歳から楽しめる絵本も紹介していますので、良かったらご覧下さい。
ヨシタケシンスケのプロフィール
1973年、神奈川県生まれ。
MOE絵本屋さん大賞、ボローニャ・ラガッツィ賞特別賞、ニューヨーク・タイムズ最優秀絵本賞など、多数受賞歴があります。
2児のお父さんでもあります。
こちらは、長野朝日放送が『長野県上田市で開催中の企画展「ヨシタケシンスケ展かもしれない」の見どころをインタビュー』したものです。
※こちらの企画展は2024年5月12日(日)まで行われていました。
インタビューではヨシタケシンスケさんのお人柄や絵本作りで大事にされていることを知ることができます。
7分ほどの動画ですので、お時間ある方はご覧下さい。
3歳から楽しめる!ヨシタケシンスケの絵本3冊
こねてのばして
作 | ヨシタケシンスケ |
出版社 | ブロンズ新社 |
出版年 | 2017年 |

いっぱいこねてのばしたい!
3歳からおすすめ
・こねてのばします!
・可愛い絵と短い文
・こねているものは一体・・・?
ポイント①こねてのばします!
何を、とは言えません。書かれていないので(笑)
でも、絵本の中でたっっぷりこねてのばします!
のびたりおおきくなったりはずんだりはじけたりする何かを!
とにかくしっかりこねてのばします。
そんな様子はこちらのプロモーションビデオでも見られますので、のぞいてみてくださいね。
ポイント②可愛い絵と短い文
もうおわかりだと思いますが、ゆるい絵がとってもかわいいです!
どの場面も切り取ってグッズにして身近においておきたくなるくらい。
短い絵本なので小さい子にも十分楽しんでもらえると思いますよ。
読み聞かせ初心者の方にもおすすめです。
ポイント③こねているものは一体・・・?
このお話、オチがとってもいいんです!
哀愁に始まり哀愁に終わるというか・・・(笑)
間違いない面白さなので、ぜひお子さんと一緒に楽しんでくださいね!
なつみはなんにでもなれる
作・絵 | ヨシタケシンスケ |
出版社 | PHP研究所 |
出版年 | 2016年 |

日常が楽しいね!
3歳からおすすめ
・何のマネ!?
・おかあさんとのやりとりがいい
・オチがいい!
ポイント①何のマネ!?
このお話の主人公のなつみはとっても元気な女の子です。
おかーさん!なつみはね、
すごくいいこと おもいついたよ!
もうすぐ寝る時間なのに思いつかれて「えー」となるお母さん。
でもなつみは気にしません!
なつみがなにかのマネをして、それを
おかあさんが あてるゲームだよ!
こうして何のマネをしているか当てるゲームがちょっと強引に始まりました(笑)
なつみの問題はとっても難しいです!
お子さんと一緒になつみがなんのマネをしているのか当ててみてくださいね。
答えを聞いいても「え~???」って笑っちゃいますよ
ポイント②おかあさんとのやりとりがいい
お母さんとのやりとりも絵本の魅力の一つです。
あのネ、おかあさん せんたくもの
たたみたいの。
あと3つくらいに しない?
とか、なつみが
なんで わかんないの?!
と言うと、
ホラ おこった!
おこるんだったら やんないよ!
と言ったりとか。
日常で”お母さん”が言いそうな言葉がちりばめられていて、同じ”お母さん”目線で見ると親近感でしかありません(笑)
こんなにぎやかな日常も子どもと一緒にいるならではだと、改めて感じさせてくれます。
ポイント③オチがいい!
オチは可愛くてきっとほっこりすると思います。
・・・さいごのは なんのマネ だったんだろ。
と、気になったお母さん。
答えはちゃんと描いてあるので、探してみてくださいね(笑)
おしっこちょっぴりもれたろう
作・絵 | ヨシタケシンスケ |
出版社 | PHP研究所 |
出版年 | 2018年 |

3歳からおすすめ
・名前だけでもう笑える
・もれたろう仲間を探す
・物語るおかあさんのまなざし
ポイント①名前だけでもう笑える
すでに「おしっこ」というキラーワードが出てきているので、子どもはそれだけで笑ったり興味を持ったりしてくれると思います。
そして”おしっこちょっぴりもれたろう”って、ネーミングセンス良すぎませんか?(笑)
ぼく、おしっこちょっぴりもれたろう。
おしっこを するまえかしたあとに、
いつも ちょっぴりもれちゃうから、
いつもおかあさんに おこられる。
でももれたろうは前向きです。
でも、いいじゃないか。
ちょっぴりなんだから。
ズボンをはいたら
わかんないんだから。
前向きなおしっこちょっぴりもれたろうが、”おしっこがちょっぴりもれること”について考えるのがこの絵本です。
ポイント②もれたろう仲間を探す
ぼくが もれたろうだってことは、
そとからみたら わかんないハズだ。
ぼくみたいに じつはもれたろうで
こまってるひとは ほかにもいるんじゃ
ないかな?
というわけで、おしっこちょっぴりもれたろうは仲間を探しに出かけます。
すると、色々なことで困っている人を発見!
その困っていることは、子ども(大人も?)が共感できることばかりです。
目には見えなくても、みんなそれぞれ困っていることがある・・・・
子どもも大人もそうですよね。
この辺りで、おしっこの話をしていたのか、人生相談をしていたのかが分からなくなってきます(笑)
ポイント③物語るお母さんのまなざし
最後にあかされるもれたろうの仲間とは!?
それを見るお母さんのまなざしが物語っていることとは!?
全て見てもらえれば分かります(笑)
可愛いもれたろうに癒やされてくださいね。
ヨシタケシンスケさんご本人が読み聞かせをしている動画がありました!
全文見ることができますのでぜひご覧下さい。
まとめ
今回は【3歳から楽しめる!ヨシタケシンスケの絵本】をテーマに絵本を3冊紹介しました。
気になる絵本はありましたか?
どれか1冊でもお気に入りの絵本に加えてもらえたら嬉しいです。
紹介された絵本をもう一度チェックしたい方はこちら
4歳・5歳から楽しめるヨシタケシンスケの絵本の記事はこちら
当ブログでは他にも色々な絵本を紹介しています。
どれもおすすめの絵本ですのでぜひ読んでみてくださいね。
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