保育士おすすめ!1歳児が夢中になる絵本3選

絵本

1歳児が夢中になる絵本があるのを知っていますか?

今回は【保育士おすすめ!1歳児が夢中になる絵本】をテーマに司書資格を持つ保育士歴16年目の保育士、弓子が絵本を選びました。

今まで読み聞かせてきた経験から、

1歳児の読み聞かせにはこれ!!

という絵本を3冊厳選しています。

選んだポイントは、

・よく聞いてくれる
・たくさんの子に喜ばれる

絵本です。

1歳児に人気で、1歳児が本当に夢中になる絵本が知りたい方は参考にしてみてくださいね。

保育士おすすめ!1歳児が夢中になる絵本3選

とっとこ とっとこ

作・絵まついのりこ
出版社童心社
出版年2003年

変化があって楽しい!

・凸凹してて楽しい!
・とっとことっとこが楽しい!
・最後まで面白い

ポイント①凸凹してて楽しい!

この絵本にはいろいろな生きものが登場します。

ねこ、あり、ぶた、かえる、ぞう・・・

このあたりはスタンダードですね。

それに加えて、

へび、ロボット、たこ、おほしさま

なんかが登場するところが、この絵本の面白いところです。

統一感がなくて凸凹した感じがします。

この凸凹したところがどんどん面白くなってきますよ!

ポイント②とっとことっとこが楽しい!

この絵本は、靴を履いた動物が

「とっとこ とっとこ」

と、足音を立てながら次々に歩いてくる、というもの。

ありの場合靴が小さいので

とっとこ とっとこ

と足音は小さめ。

たこの場合足が8本あるので

「とっとこ とっとこ とっとこ とっとこ とっとこ とっとこ とっとこ とっとこ」

と足音が8つ聞こえます。

星の場合歩くたび

「とっとこ ぴかぴか」

と輝きます。

ぞうは大きいので

とっとこ とっとこ

と大きな足音がします。

このように「とっとこ とっとこ」の読み方を、登場する動物に合わせて読み方を変えることころが楽しいところ!

子どもたちはその変化に大喜びです。

特にたこの足音がお気に入りで、早口で一気に読むと楽しそうに笑ってくれました。

(息を大きく息を吸ってから一気に読むのがポイントです!)

大きい声、小さい声、早口、かわいらしく、はねた感じ、伸ばした感じなど、大人も面白がって読んでみてくださいね。

ポイント③最後まで面白い

動物達がついに全員そろいました。

そして次のページには全員がいなくなってしまいました。

みんなが脱いだ靴だけが置いてあります。

更にページをめくるとお月様と星だけになってしまいました。

「みんないないね。寝ちゃったのかな?」

というととうなずく子がたくさん。

そして裏表紙を見せると、ねこが切り株の後ろからひょっこり顔を出して、切り株の上に置いてある自分の靴を見ている・・・

「ねこさん起きたんだね。また靴履いてお散歩行きたいのかな?」

と言いながら再度表紙に戻ると、ねこが靴をはいて歩き出しているイラストになるんです。

分かるでしょうか?

これ無限ループなんです!(笑)

このように裏表紙まで楽しめる絵本は、子どもたちが絵本を最後の最後まで楽しめたり、絵本の余韻を感じて「また読みたい」と思ってもらえると思うので、大事にしています。

文字が書いてあるわけではないので、お話を自由に作れるところも楽しいですよ。

まついのりこのおすすめの絵本

だるまさんが

作・絵かがくいひろし
出版社ブロンズ新社
出版年2008年

だるまさんがとにかく可愛い!

・だるまさんがキャッチー
・みんなで盛り上がれる
・三部作全ておすすめ

ポイント①だるまさんがキャッチー

「だるまさんがころんだ」の言葉に合わせて、かがくいさんが描くなんともいえないだるまさんが動く絵本です。

「だるまさんが○○」

○○のところで揺れたり、ぷしゅーっとつぶれたり、どてっと転んだり、ぷうっとおならをしたり。

楽しいオノマトペ(音や状態を表す言葉)とともに、ユーモラスな動きをたくさんしてくれます。

「だるまさんがころんだ」という誰もが知っている伝統的な遊びをテーマにした絵本。

絵も含めてとても分かりやすくて面白い絵本です。

とにかく万人受けするキャッチーさがあるので、出産祝いや誕生日プレゼントなどにもおすすめです。

ポイント②みんなで盛り上がれる

「だ・る・ま・さ・ん・が」のところで、だるまさんの絵も左右に揺れているので、読み聞かせる大人もつい揺らしてよんでしまいたくなるのですが、するとなんと!

子どもも揺れるんです!(笑)

どてっのところで軽く倒れる真似をしたり、びろーんのところでは高く伸びてみたり、読む方もつい真似しちゃうんですよね。

そうすると子どもも一緒に真似してくれるんです!

この絵本は子どもと一緒に歌ったり、体を動かしたりできるのが楽しい絵本です。

子どもも大人も一緒に盛り上がれるところがおすすめです。

ポイント③シリーズ3作品が全部いい

「だるまさんが」の本には「だるまさんの」と「だるまさんと」というシリーズがあります。

これが3冊とも全部面白いんです!

「だるまさんが」が気に入ったらこの2冊もチェックしてみてくださいね。

3冊セットもおすすめです。

「だるまさんの」

「だるまさんの」では、だるまさんの体に焦点を当てています。

例えば「だるまさんの、は!」という場面。

「だ・る・ま・さ・ん・の」のリズムに合わせて歯ブラシを持っただるまさんが左右に揺れます。

そして次のページでは「は」という大きな文字が。

にっかー!と笑いってピカピカの歯を見せてくれているだるまさん。

子どもたちは特に「だるまさんの、け」がお気に入りですね。

保育者が髪の毛をピーンと立てて「け」と読むと、一緒に「け」と髪の毛ピーンとあげてくれるんです!

とっても可愛いですよ。

「だるまさんと」

「だるまさんと」では、いちごやバナナ、メロンなどのくだものが登場します。

そして、だるまさんと向かい合ってぺこっとお辞儀をしたり、ぽにんとお尻を合わせたり、色々な動きをしてくれます。

「だるまさんと」は特にオチが盛り上がります。

最後くだものたちが「うーーん」と言いながら積み重なって、くだものタワーを作り始めます。

「ぱっ」という言葉とともにタワーが成功して、にっこり!なくだものたち。

「できるかな?」とハラハラした後に成功して、子どもたちはとっても嬉しそう!

「うーーん」のところでそれらしくいっぱいタメるのがポイントです(笑)

もこ もこもこ

谷川俊太郎
元永定正
出版社文研出版
出版年1977年

子どもに大人気です!

・子どもが喜ぶ!
・大きくて迫力がある
・最後まで楽しい!

ポイント①子どもが喜ぶ!

この絵本にストーリーはありません。

不思議な言葉と不思議な絵が作るふしぎの世界です。

「子どもが本当に楽しめるの?」

といいたくなりますよね。

「楽しめるんです!」

これは読んでみてびっくりなんですが、子どもたち大好きなんです。

「もこ」が大きくなるところとか「にょき」が「にょきにょき」すするところだとか、「つん」が「ぽろり」して「ぷうっ」と膨れるところだとか。

意味分からないですよね(笑)

でも、子どもたちは何回読んでも楽しそうなんです。

子どもが楽しでくれるところがこの絵本の一番のおすすめポイントです。

ポイント②大きくて迫力がある

この絵本は縦に大きいです。

1歳の子が出会う絵本の中でかなり大きい絵本だと思います。

それがこのふしぎの世界に迫力いっぱいにしてくれているんですね。

絵も静止画なのにぼかしとグラデーションでまるで3Dのよう。

立体的で動いているようです。

絵が大きくて立体的、迫力のあるこの絵本は集団の読み聞かせにもぴったりだと思います。

ポイント③最後まで楽しい!

絵本の最後は、出てきたものが全部なくなって、最初の何も出てきてなかった場面になります。

「しーん」という音とともに。

そのままページをめくって右隅を見ると・・・

「もこ」っと盛り上がって何かかがまた出てきています。

「終わっちゃった」と思ったら、またあの楽しい「もこ」が出てくる!

これが子どもたちとっても大好きなんです

たくさん笑ってくれるので読み聞かせるのにも気合いが入ります。

いかに終わったと思わせて「また出てきたよ~!」と思わせて楽しませるか・・・!

腕の見せ所だと思ってます(笑)

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まとめ

今回は【保育士おすすめ!1歳児が夢中になる絵本】をテーマに、厳選した3冊を紹介しました。

どれか1冊でもお気に入りに加えてもらえたら嬉しいです。

そしてこちらの記事では『【1歳児】読み聞かせの5つのコツ』について、園児や子どもに読み聞かせてきた経験から感じた1歳児への読み聞かせ方のコツをまとめました。

ぜひあわせて読んでみてください。

子どもの成長には個人差があります。

1歳児向けの絵本が合わないと感じたら、0歳児向けの絵本や2歳児向けの絵本を読んでみるとお気に入りの本が見つかりやすいと思います。

こちらもチェックしてみてくださいね。

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