おいしそう!食べたくなる絵本7選

絵本

突然ですが、食べることは好きですか?

食べ物をテーマにした絵本は、子どもが親しみやすく、楽しめるテーマの一つです。

本記事ではおいしそう!食べたくなる絵本】をテーマに、司書資格を持つ保育士、弓子が絵本を7冊選びました。

読むとお腹がすいてくること間違いなし!

どれ食べたい?と盛り上がること間違いなし!

読み聞かせの参考にしてみてくださいね。

おいしそう!食べたくなる絵本7選

1歳からおすすめ

あっちゃんあがつく

原案みね よう
さいとう しのぶ
出版社リーブル
出版年2001年

長く楽しめる絵本です

1歳からおすすめ
・親しみやすい食べ物がいっぱい!
・お話を想像するのが楽しい
・色々な楽しみ方ができる

ポイント①親しみやすい食べ物がいっぱい!

「○っちゃん ○がつく ○○○」

というはやし歌にあわせて、「あ」から「ん」までと濁音と「゛」半濁音「 ゜」のひらがなからはじまるたべものが登場する絵本です。

食べ物が登場する場面はなんと76場面!

親しみやすい食べ物がたくさん登場するところがおすすめです。

例えば、

あっちゃん あがつく あいすくりーむ

のページでは、

スーパー○ップやジャイ○ントコーン、ピ○、チョコモ○カかな・・・というパッケージのアイスクリームが登場しています。

伏せ字が多くてごめんなさい(笑)

おなじみの食べ物がたくさんでてくるので、どんな食べ物が登場するか楽しみながら読んだり、歌ったりしてみてくださいね。

この絵本は小さめのサイズながらかなり厚みがあって見応えがありますよ。

ポイント②お話を想像するのが楽しい

この絵本に出てくる食べ物達はみんな手足があって、表情豊かに動き回ります。

生き生きした姿がにぎやかでとっても可愛いですよ。

ストーリー性のある絵を眺めているだけでも楽しい一冊です。

ポイント③色々な楽しみ方ができる

この絵本にはいろいろな楽しみ方があります。

①はやし歌を歌って聞かせる。

まずは普通に読む楽しみ方です。

0・1・2歳児もリズムのいいはやし歌を楽しめますよ。

②ものの絵本としてみる。

0・1・2歳児と「これはたまごだね」「ケーキおいそうだね」というように、ものの絵本として、会話したり指さししたりして楽しむことができます。

③絵を見て話を想像する。

大きくなったら食べ物達を見てお話を想像する楽しさがあります。

親子で一緒にお話を作ってみるのもいいですね。

④ひらがな親しめる

ひらがなが大きくはっきり描かれていて子どもにも分かりやすいところがいいです。

自然とひらがなに親しむことが出来ますよ。

そんな絵本の特徴を活かしてかるたも販売されていますので、気になる方はチェックしてみてくださいね。

お子さんに合った読み方で長く楽しめる1冊です!

あっちゃんあがつくの続編の絵本

さいとうしのぶのおすすめの絵本

2歳からおすすめ

おべんとう

小西英子
出版社福音館書店
出版年2012年

湯気が立ちのぼる!

2歳からおすすめ
・分かりやすさがいい
・色鮮やかで美味しそう!
・お腹が空いてくる

ポイント①分かりやすさがいい

 おべんとうばこ よいして

 さあて なにから いれようか

ページを開くと空のお弁当箱が一つ。

真っ白い背景の中でとても目立ちます。

そしてページを開くごととに食材を詰めていくお話です。

小さい子にも分かりやすい絵と展開がいいですね。

ポイント②色鮮やかで美味しそう!

詰めていく物は、ご飯にミートボール。

卵焼き、ウインナー。

ブロッコリー、甘い人参、ポテトサラダ。

黒ごまにいちご!

赤いもの、緑のもの、黄色のものが揃って、色鮮やかでとっても美味しそうです!

食べたくなること間違いなしですよ。

ポイント③お腹が空いてくる

あたたかみがありながらもリアルな絵はほんとお腹が空いてきます(笑)

ごはんやミートボールは湯気までたっていますよ!

食べたくなって、思わず絵本に手が伸びる・・・そんな美味しそうな絵本です。

小西英子のおすすめの絵本

もりのパンやさん

松谷みよ子
ひらやま えいぞう
出版社童心社
出版年2004年

何度も読みたくなる!

2歳からおすすめ
・優しい言葉がいい
・柔らかい絵が心地良い
・何度でも読みたくなる

ポイント①優しい言葉がいい

舞台は森のパンやさん。

パンやのおじさんは、毎日パンを作っていました。

 いい においが してね

 みんな うっとり

ある晩、きつねがパンやさんのうちへ訪ねてきてこう言いました。

 「ぼくにも パンを つくらせて

  ぼくの パンを つくりたいの」

優しい語り口にほっとさせられますね。

あたたかみに溢れた、優しい絵本です。

ポイント②柔らかい絵が心地良い

ひらやまえいぞうさんは可愛くてとても優しい絵を描かれます。

きつねがパンやさんと同じように白帽子を被って少しちいさめの記事をこねている場面。

ふっくらと焼き上がった画面いっぱいのフランスパン。

とろとろのいちごジャム・・・

柔らかくて心地良い絵に癒やされてくださいね。

ポイント③何度でも読みたくなる

可愛くておいしそうなパンの数々に、そして優しい言葉の数々に何度でも読みたくなる絵本です。

ぜひ何回でも読んであげてくださいね。

松谷みよ子とひらやまえいぞうのおすすめの絵本

↑こちらの絵本を紹介している記事

3歳からおすすめ

どうぶつパンパン

ザ・キャビンカンパニー
出版社白泉社
出版年2019年

意外な展開が面白い

3歳からおすすめ
・色々なパンが登場
・ふしぎなパンやさん
・パンが変身します!

ポイント①色々なパンが登場

このパン屋さんには色々なパンが登場します!

  • クリームぞうパン
  • カメメロンパン
  • キリンフルーツパン

などなど。

色々な形にふっくらこんがり焼けたパンは、可愛くてどれもとっても美味しそう!

絵本を開くとパンを入れる紙袋のようなクラフト紙がついていて、パン屋の雰囲気がよく表現されています。

本当にパン屋さんに言ったようなわくわくした気分にさせてくれますよ。

ポイント②ふしぎなパンやさん

真夜中、このパンやさんにだけ明かりがついています。

 なかに はいると おおきな

 パンきじが ひとつ。

(ページをめくって)

 かってに うごきだした。

 もにゅん・・・ もにゅん・・・

(ページをめくって)

 もにゅん!

 なんと どうぶつに なった。

 「ふわぁ~・・・・・・」

 「みんな うまれたね」

 「さあ あさが くるまえに

  したくを はじめよう」

そう言ってみんなでオーブンにはいっていきました。

そう、この絵本ではパン生地が自分でオーブンに入って焼かれるんです!(笑)

意外な展開にびっくりしました(笑)

ポイント③パンがおいしく変身する!

 オーブンで焼けたパン達は、自分たちでもっとおいしく変身します。

 「ぞうパン できました。

  ごくごくごく。おなかに クリーム

  たっぷり いれちゃお」

 「うさぎパン できました。

  いちごジャムと みかんジャム

  どっちが おすき?」

こうして自分に飾りつけをしていくんです。

自分でするなんてなんだか面白いですね(笑)

最後のページでは店頭にパンがずらっと並べられています。

ぜひお子さんとお好きなパンを選んで楽しんでくださいね。

ザ・キャビンカンパニーのおすすめの絵本

↑こちらの絵本を紹介している記事はこちら

↑これら3冊の絵本を紹介している記事はこちら

↑こちらの絵本を紹介している記事はこちら

ケーキちゃん

作・絵さとう めぐみ
出版社教育画劇
出版年2011年

おかしがいっぱい♪

3歳からおすすめ
・甘い食べ物がおいしそう!
・ケーキちゃんがかわいい
・親しみやすくて読みやすい

ポイント①甘い食べ物がおいしそう!

この絵本にはあまい食べ物がたくさん登場します。

まずは主人公のケーキちゃん。

その名の通りケーキの女の子です。

そしてケーキちゃんの友だち、ババロアちゃんやクレープくん、だいふくくん、など。

面白いのは登場人物だけでなく、背景の自然の中にお菓子が隠れているところです!

木にキャンディのみがなっていたり、プリッツの木が生えていたり、ソーダの川が流れていたり・・・

生き物もお菓子仕様になっています。

ポテトチップスのちょうちょや、キャンディのからのかたつむり、マーブルチョコのてんとう虫などなど・・・

あまいお菓子の世界観が可愛いくて、おいしそうな絵本です。

ポイント②ケーキちゃんがかわいい!

ケーキちゃんはとっても優しい女の子です。

ケーキちゃんのクリームやいちごの飾りをお友達がほしがると、

 じゃあつけてみて!ぽってん!

とあげてしまいます。

ピカピカのいちごも

 だいふくくんには とっておきの

 これ!よいしょ!

とあげてしまいました。

そうやってスポンジになってしまったケーキちゃん。

でも全然気にしないんですね。

 きゃっ きゃっ きゃっ

 かるい かるい おもしろい

それを見たプリンアラモードとデラックスパフェはスポンジのケーキちゃんを笑いました。

さて、その後ケーキちゃんは一体どうなったんでしょう?

続きは読んでみてくださいね。

ポイント③親しみやすくて読みやすい

「ケーキちゃん」シリーズの絵本は、絵本がちょっと苦手、あまり見ないという子もみてくれるんじゃないでしょうか。

可愛くて親しみやすいイラストと、どこか漫画のようにオチがあるお話はきっと子ども達の心をつかんでくれると思います。

「ケーキちゃん」はシリーズになっています。

ケーキちゃんが気に入ったら他の絵本もぜひチェックしてみてくださいね。

スイーツシリーズの絵本

↑こちらの絵本を紹介している記事

4歳からおすすめ

からすのパンやさん

作・絵かこ さとし
出版社偕成社
出版年1973年

あの場面がおすすめ!

3歳からおすすめ
・子ども中心の世界がいい
・パンの種類が多い!
・展開が面白い

ポイント①子ども中心の世界がいい

からすのパン屋さん夫婦に4羽の赤ちゃんがうまれました。

赤ちゃんの名前は

「オモチちゃん」

「レモンちゃん」

「リンゴちゃん」

「チョコちゃん」

何気にこの名前が、ありそうでない、統一感のない、なんとも言えない良さがあると思うのは私だけでしょうか(笑)

赤ちゃんがうまれたことでこのパン屋さんは貧乏になっていきます。

なぜかというと、赤ちゃんが泣くたびにあやしたり抱いたりするので、パンが焦げたり半焼きになったりして美味しくなくなってしまったからです。

赤ちゃんが泣き出すと、おっぱいを飲ませたりおしめを取り替えたりするので、お客さんをまたせたりお店がちらかったままになってしまったからです。

決して子どもを邪険にしない、子どもを当たりまえに受け入れているとこのが、見ていてほっとする冒頭です。

子どもにもきっとそのあたたかさが伝わるんじゃないでしょうか。

ポイント②パンの種類が多い!

そんな中、子ども達がおやつに持っていたパンがおいしいと評判になりました。

そして子ども達の要望に応えて、パン屋さんは

「とってもすてきな、かわったかたちの、たのしいおいしいパン」

を、どっさりたくさん作ったんです。

例えば、

  • とんかちパン
  • ヘリコプターパン
  • かぶパン
  • のこぎりパン
  • さざえパン
  • かびんパン
  • おそなえパン
  • おちょうしパン
  • バイオリンパン
  • ピアノパン

などなど!

数えてみたら見開き2ページに84種類ものパンが描かれていました!

このパンの種類の多さは、どのパンを題材にした絵本にも負けない量だと思います。

どの子もこのページに釘付けになること間違いなしです!

ぜひお子さんと一緒に変わった面白いパンを探してみてくださいね。

ポイント③展開が面白い

こうして人気になったパンやさん。

ところが、ねぼけたサイチどんとあわてんぼうのゴロベエどんのおかげで大変なことに!?

お話が面白く展開していきますので、続きは絵本を読んで確かめてくださいね。

からすのパンやさんの続編の絵本

続編は4羽の子ども達が成長してそれぞれお店屋さんを開いたお話です。

「からすのパンやさん」が気に入ったらこちらも読んでみてくださいね。

ぎょうれつのできるスパゲッティやさん

ふくざわ ゆみこ
出版社教育画劇
出版年2020年

スパゲッティが食べたくなる

4歳からおすすめ
・スパゲッティがおいしそう!
・優しいお話がいい
・あたたかくて癒やされる

ポイント①スパゲッティがおいしそう!

絵本に登場するスバゲッティがとにかくおいしそうなんです!

トマトパスタにたっぷりとチーズをかけたところや、なすとトマトとバジル、とろとろチーズの上に半熟の目玉焼きがとろーんと乗っているところなんかもう・・・!!

絵本ではスパゲッティの材料になる野菜がつやつやでみずみずしく描かれています。

その材料で作るから余計においしそうに感じるんですね。

スパゲッティが食べたくなること間違いなしです!

ポイント②優しいお話がいい

ある日、お腹が空きすぎてぐったりとしたレッサーパンダが現れました。

 「たいへんだ!」

ねずみたちはレッサーパンダに自分たちのスパゲッティを全部食べさせました。

でも小さなねずみのご飯では足りず、レッサーバンダはねずみの家の食べ物を全部食べ尽くしてしまいす。

 「ごめんなさい。ぼくが

  ぜんぶ たべちゃったの?」

 レッサーパンダさんが あやまると、

 おじいちゃんが わらって いいました。

 「こまったときは おたがいさまじゃ」

優しい・・・

するとレッサーパンダはこう言います。

 「ぼく、スパゲッティの

  ざいりょうを さがしてくる!」

こうしてレッサーパンダとねずみたち(ついてきます)は、材料を探しに出かけました。

動物たちは材料を集めておいしいスパゲッティが食べられるのか??

というのがこのお話のあらすじです。

この絵本では

「こまったときは おたがいさま」

と言ってお互いに親切にしあっています。

優しいお話がいいですよ。

ポイント③あたたかくて癒やされる

鮮やかな色彩ですみずみまで丁寧に描きこまれた絵が素敵です。

動物たちもとても優しい表情をしていていますよ。

大人もきっと癒やされると思います。

ぜひお子さんと一緒に楽しんでくださいね。

「ぎょうれつのできるスパゲッティやさん」はシリーズになっているので、気に入った方はこちらもチェックしてみてください。

ぎょうれつのできるシリーズの絵本(一部)

まとめ

今回は【おいしそう!食べたくなる絵本】をテーマに7冊紹介しました。

気になる絵本はありましたか?

どれか1冊でもお気に入りの絵本に加えてもらえたら嬉しいです。

紹介された絵本をもう一度チェックしたい方はこちら

あっちゃんあがつく

おべんとう

もりのパンやさん

どうぶつパンパン

からすのパンやさん

ケーキちゃん

ぎょうれつのできるスパゲッティやさん

当ブログでは他にも色々な絵本を紹介しています。

どれもおすすめの絵本ですので、良かったら読んでみてくださいね。

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