【3~5歳から楽しめる!ヨシタケシンスケの絵本5冊①】ではヨシタケシンスケさんのプロフィールも、【4、5歳から楽しめる!ヨシタケシンスケの絵本5冊③】今回紹介していない絵本も紹介していますので、良かったらご覧下さい。
3~5歳から楽しめる!ヨシタケシンスケの絵本5冊②
なつみはなんにでもなれる(おすすめの対象年齢・3歳~)
作・絵 | ヨシタケシンスケ |
出版社 | PHP研究所 |
出版年 | 2016年 |
3歳からおすすめ
・なつみが何のマネをしているか当てられるかな!?
・おかあさんとのやりとりがいい!
・オチがいい!
ポイント①なつみが何のマネをしているか当てられるかな!?
このお話の主人公のなつみはとっても元気な女の子です。
おかーさん!なつみはね、
すごくいいこと おもいついたよ!
もうすぐ寝る時間なのに思いつかれて「えー」となるお母さん。
でもなつみは気にしません!
なつみがなにかのマネをして、それを
おかあさんが あてるゲームだよ!
こうして何のマネをしているか当てるゲームがちょっと強引に始まりました(笑)
なつみの問題はとっても難しいです!
お子さんと一緒になつみがなんのマネをしているのか当ててみてくださいね。
答えを聞いいても「え~???」って笑っちゃいますよ。
ポイント②おかあさんとのやりとりがいい!
お母さんとのやりとりも絵本の魅力の一つです。
あのネ、おかあさん せんたくもの
たたみたいの。
あと3つくらいに しない?
とか、なつみが
なんで わかんないの?!
と言うと、
ホラ おこった!
おこるんだったら やんないよ!
と言ったりとか。
日常で”お母さん”が言いそうな言葉がちりばめられていて、同じ”お母さん”目線で見ると親近感でしかありません(笑)
こんなにぎやかな日常も子どもと一緒にいるならではだと、改めて感じさせてくれます。
ポイント③オチがいい!
オチは可愛くてきっとほっこりすると思います。
・・・さいごのは なんのマネ だったんだろ。
と、気になったお母さん。
答えはちゃんと描いてあるので、ぜひ探してみてくださいね!
おしっこちょっぴりもれたろう(おすすめの対象年齢・3歳~)
作・絵 | ヨシタケシンスケ |
出版社 | PHP研究所 |
出版年 | 2018年 |
3歳からおすすめ
・”おしっこちょっぴりもれたろう”でもうそこはかとなく笑える
・”おしっこちょっぴりもれたろう”仲間を探す
・全てを物語るおかあさんのまなざし
ポイント①”おしっこちょっぴりもれたろう”でもうそこはかとなく笑える
すでに「おしっこ」というキラーワードが出てきているので、子どもはそれだけで笑ったり興味を持ったりしてくれると思います。
そして”おしっこちょっぴりもれたろう”って、ネーミングセンス良すぎませんか?(笑)
ぼく、おしっこちょっぴりもれたろう。
おしっこを するまえかしたあとに、
いつも ちょっぴりもれちゃうから、
いつもおかあさんに おこられる。
でももれたろうは前向きです。
でも、いいじゃないか。
ちょっぴりなんだから。
ズボンをはいたら
わかんないんだから。
前向きなおしっこちょっぴりもれたろうが、”おしっこがちょっぴりもれること”について考えるのがこの絵本です。
ポイント②”おしっこちょっぴりもれたろう”仲間を探す
ぼくが もれたろうだってことは、
そとからみたら わかんないハズだ。
ぼくみたいに じつはもれたろうで
こまってるひとは ほかにもいるんじゃ
ないかな?
というわけで、おしっこちょっぴりもれたろうは仲間を探しに出かけます。
すると、色々なことで困っている人を発見!
その困っていることは、子ども(大人も?)が共感できることばかりです。
目には見えなくても、みんなそれぞれ困っていることがある・・・・
子どもも大人もそうですよね。
この辺りで、おしっこの話をしていたのか、人生相談をしていたのかが分からなくなってきます(笑)
ポイント③全てを物語るお母さんのまなざし
最後にあかされるもれたろうの仲間とは!?
それを見るお母さんのまなざしが物語っていることとは!?
全て見てもらえれば分かります(笑)
可愛いもれたろうに癒やされてくださいね。
ヨシタケシンスケさんご本人が読み聞かせをしている動画がありました!
全文見ることができますのでぜひご覧下さい。
わたしのわごむはわたさない(おすすめの対象年齢・4歳~)
作・絵 | ヨシタケシンスケ |
出版社 | PHP研究所 |
出版年 | 2019年 |
4歳からおすすめ
・わごむがあれば、なんだってできる!
・宝物ってこういうこと。
・そして想像は続く・・・
ポイント①わごむがあれば、なんだってできる!
あ。わごむだ。
ゴミ箱の近くに落ちていたわごむを拾ったところから全ては始まりました。
わたしは ずっと ほしかったの。
わたしだけのものが。
「おにいちゃんのおさがり」
でもない、
「みんなでなかよくつかうもの」
でもない、
「ちょっとだけかしてもらうもの」
でもない、
わたしだけのものが。
それがたまたまわごむだった、ということですね(笑)
というわけで、女の子はこのわごむをそれはそれは大切にして、何に使うかを想像します。
その想像がとっても楽しくて、ずっと見ていたくなりますよ。
こちらはプロモーション動画です。
冒頭や想像の一部分が見られますので、ぜひご覧下さい。
ポイント②宝物ってこういうこと。
おにいちゃんは、きっと この わごむを
バカにするわ。
でもいいの。おにいちゃんには
まだ ちょっと はやいとおもう。
まぁ、わたしだって、おにいちゃんの
たからものは、どこがいいのか サッパリ
わからないしね。
自分が”宝物”だと思う物が宝物なんです!
私も昔、家にあった三連の指輪が宝物でした。
高く投げると「リーン」という澄んだ音がして、それが好きだったんです。
女の子の場合、それがたまたまわごむだった、ただそれだけの話だと。
・・・・そいういうことでいい・・・の、かな?(笑)
ポイント③そして想像はつづく・・・
最後は女の子のしたたかさが笑いを誘います。
この女の子これからもたくましく生きていけそうです!
もしかしたらこのしたたかさも教訓なのかもしれませんね(笑)
あきらがあけてあげるから(おすすめの対象年齢・4歳~)
作・絵 | ヨシタケシンスケ |
出版社 | PHP研究所 |
出版年 | 2021年 |
4歳からおすすめ
・あけられないと悔しいよね・・・
・あきらがなんでもあけてあげるから!!
・あきらにもあけられるものがあったよ、それは・・・
ポイント①あけられないと悔しいよね・・・
くやしい。ボクはくやしい。
お話はこんな風に始まります。
何が悔しいかというと、『ふくろがあけられないこと』が悔しいんです。
あしたとか あさってとか、
もうすこし おおきくなったら、
ボクは きっとなんでも
あけれるようになるとおもうんだ。
そしてあきらはこういいます。
あきらがあけてあげるから!
ポイント②あきらがなんでもあけてあげるから!!
というわけであきらは何でもあけてあげる自分を想像します。
それはもう小さいものから大きいものまで、ありとあらゆるものを!!
そんなものまであけちゃうの!!?
っていうものもたくさん!(笑)
想像の世界を楽しんでくださいね。
ポイント③あきらにもあけれるものがあったよ!それは・・・
でも、おとうさんは、あきらがにできないことがあって、それを教えられることが嬉しいんです。
大人って、親って、そういうものかもしれませんね。
最後は子どものあきらでも簡単にあけられるものが登場します!
何かは、絵本を読んでみてくださいね。
こちらもヨシタケシンスケさんご本人が読み聞かせをしている動画です!
大部分を見ることができますので、ぜひご覧下さい。
つまんないつまんない(おすすめの対象年齢・5歳~)
作 | ヨシタケシンスケ |
出版社 | 白泉社 |
出版年 | 2017年 |
5歳からおすすめ
・”つまんない”っていう身近なテーマがいい
・つまんない遊園地がつまんなそう~!
・つまんない顔がたまらない
ポイント①”つまんない”っていう身近なテーマがいい
うーん・・・ なんか つまんない。
ウチの おもちゃは
もう みんな つまんないし、
きょうは テレビも つまんない。
ソファーでつまんながる男の子が主人公です。
子どもの頃長期休みが長く感じてつまんなかったなぁ・・・そんなことを思い出しました。
”つまんない”って子どもには意外と身近なテーマなんじゃないかと思います。
ポイント②つまんない遊園地がつまらなそう~!
というわけで男の子は”つまんない”ことについて考えます。
「ずーっと なにかが おなじ」っていうのが
つまんないのかな。
とか
いつもと どこかが ちょっと ちがうと
おもしろいのかな。
とか。
考えをめぐらせていくうちに、
せかいいち つまんない ゆうえんちって、
どんなところだろう。
ということを考えはじめます(笑)
このページが面白いですよ!
子ども達も「やだ~」なんて言いながら楽しめるおすすめポイントです!
ポイント③つまんない顔がたまらない
表紙にも裏表紙にもイスにダラダラする人の絵がたくさん描かれています。
そして絵本の中にはとにかくつまらない顔がいっぱい出てきます(笑)
ゆるくってとっても可愛いです!
ぜひこのゆさを楽しんで下さいね。
まとめ
今回は【3~5歳から楽しめる!ヨシタケシンスケの絵本5冊②】をテーマに絵本を5冊紹介しました。
気になる絵本はありましたか?
どれか1冊でもお気に入りの絵本に加えてもらえたら嬉しいです。
紹介された絵本をもう一度チェックしたい方はこちら
ヨシタケシンスケさんの他のおすすめの絵本についての記事はこちら
当ブログでは他にも色々な絵本を紹介しています。
どれもおすすめの絵本ですので、ぜひ読んでみてください。
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