秋はお月見が楽しめる季節ですね。
秋の空に輝く月はとてもきれいです。

ところで、お月見には主に3つの種類があるのを知っていますか?
①「十五夜(中秋の名月)」
※旧暦8月15日
(2025年は9月20日頃)
満月の夜に団子を供えたり、ススキを飾ります。
②「十三夜 (じゅうさんや)」
※旧暦9月13日
(2025年は10月17日頃)
ほぼ満月の夜に、栗や豆を供え、ススキを飾ります。
③「十日夜 (とおかんや)」
※旧暦10月10日
(2025年は11月12日頃)
下弦に近い穏やかな月で、収穫を祝いながら静かに楽しみます。
9月~11月まで、季節ごとの月を楽しんでいたんですね。
今回は【お月見したくなる!月が出てくる絵本】をテーマに、月が出てくるおすすめの絵本を、司書資格を持つ保育士、弓子が12冊厳選しました。
お月見に合わせて読むと月への興味関心が深まると思います。
読み聞かせの参考にしてくださいね。
お月見したくなる!月が出てくる絵本12選
0歳からおすすめ
げんこつやまのたぬきさん
作・絵 | 長野ヒデ子 |
出版社 | のら書店 |
出版年 | 2019年 |

楽しい歌絵本です♪
0歳からおすすめ
✓みんなで楽しめる
✓変化があって楽しい!
✓元気な絵がいい
ポイント①みんなで楽しめる
この絵本はうた絵本です。
うた絵本とは、童謡やわらべうたなどの歌をテーマにした絵本のことです。歌詞とともにイラストや楽譜が掲載されています。

読み聞かせが苦手・・・
そんな方にもうた絵本はおすすめです!
歌いながら絵を見せてあげてくださいね。
子どもから大人まで一緒に楽しめるところがおすすめです。
この絵本は「げんこつやまのたぬきさん」の歌がテーマになっていますよ。
ポイント②変化があって楽しい!
この絵本の「げんこつやまのたぬきさん」には、オリジナルに2番と3番が付け加えられています。
♪げんこつやまの うさぎさん
おっぱいのんで だんすして
とか、
♪げんこつやまの おつきさま
おっぱいのんで ねんねして
とか。
ここでお月さま登場です!
お月見に由来するたぬきやうさぎが登場することで、賑やかな変化がうまれていますよ。
ポイント③元気な絵がいい
長野ヒデ子さんの絵は見ていると元気がでて楽しくなってきます。
動物たちの表情やたくさんのうさぎが踊る様子はとっても可愛いです!
ぜひ歌って、お子さんと楽しい時間を過ごしてくださいね。
同じシリーズの絵本はこちら
まだある!
0歳からおすすめの月が出てくる絵本
↑こちらの絵本を紹介している記事
2歳からおすすめ
おひさまとおつきさまのしたで
作 | マーガレット・ワイズ・ブラウン |
絵 | 黒井健 |
出版社 | 教育画劇 |
出版年 | 2010年 |

寝かしつけにぴったり
2歳からおすすめ
✓言葉が素敵
✓絵が優しくて心地良い
✓寝かしつけにぴったり
ポイント①言葉が素敵
この絵本は同じ言葉を変化させて繰り返しています。
おやすみ こうさぎ
また あした
おひさまのしたで
いっぱい あそび
おつきさまのしたで
ぐっすり ねむれ
そして
おやすみ こうさぎ
もうねむい
あしたは きょうより
おおきくなるわ
この「こうさぎ」の所が他の動物に変化します。
子どもの健やかな成長を願って掛けられた言葉が本当に素敵だと思います。
ポイント②絵が優しくて心地良い
黒井健さん特有のぼうっと浮かび上がるような淡い絵が、とても優しくて心地良いです。
眠る場面で描かれるお月さまの優しい表情にも安心させられます。
ぜひこの優しい絵に癒やされてくださいね。
ポイント③寝かしつけにぴったり
眠りに誘う言葉と優しい絵、そして繰り返される言葉が寝かしつけにぴったりです。
私は読みながらちょっとあくびが出てしまいました(笑)
心を柔らかくほぐしてくれる一冊です。
マーガレット・ワイズ・ブラウンの他のおすすめの絵本はこちら
黒井健の他のおすすめの絵本はこちら
↑こちらの絵本を紹介している記事
↑こちらの絵本を紹介している記事
まだある!
2歳からおすすめの月が出てくる絵本
↑こちらの絵本を紹介している記事
3歳からおすすめ
つきよ
作 | 長 新太 |
出版社 | 教育画劇 |
出版年 | 1986年 |

静かで美しいお話です
3歳からおすすめ
✓静かに美しい月の晩
✓月の変化が楽しい
✓余韻があっていい
ポイント①静かに美しい月の晩
この絵本はナンセンス絵本です。
ナンセンス絵本とは、意味や論理を意図的に無視し、ユーモアや奇抜な発想、言葉遊び、意外性のある展開を楽しむことを目的とした絵本のことです。
ナンセンス絵本というと笑える絵本が多いですが、この絵本は違和感が美しく感じられるほど。
静かに感じ入ることができる絵本です。
ぜひ「月夜」に起こった不思議な出来事をのぞいてみてくださいね。
ポイント②月の変化が楽しい
ぼくは たぬきです。
ぼくが うちへ かえるとき、
(ページをめくって)
つきが すべって おりてきたので、
ぼくは びっくりして
おなかを りょうてで きゅうっと
つかんでしまいました。
月が山を滑り降りてきたことにびっくりして、お腹をつかむたぬきが描かれています。
きゅうっとつかむのが可愛いですね(笑)
月はここから色々なものに変わっていきました。
鮮やかな月の美しさと、予想外の変化を楽しむことができますよ。
ポイント③余韻があっていい
「こんな月ないよ」
と思う子どももいるかもしれません。
でも最後の一文が本当にあるのかも、と思わせてくれました。
「こんな面白い月がどこかにある・・・?」
そんな想像の世界と心地よい余韻に浸ることができる一冊です。
長新太の他のおすすめの絵本はこちら
14ひきのおつきみ
作 | いわむらかずお |
出版社 | 童心社 |
出版年 | 1988年 |

絵に魅了されます
3歳からおすすめ
✓圧倒的な画力
✓空気が変わっていく
✓光る月
ポイント①圧倒的な画力
冒頭から圧倒的な絵に驚かされました。
くんちゃんが のぼっていく。
ぐーい ぐい のぼっていく。
14ひきのねずみの家族が住む大きな木があります。
その木に9番目に生まれた子ねずみのくんちゃんが、かごに乗って、エレベーターのようにその大きな木に登っていく場面。
ページをめくるごとにくんちゃんは高く登っていくのですが、それが絵できちんと描かれているんです。
スタート地点は遠く、薄れてきました。
根元の木の幹は細く、高いところに木の幹は太く、枝は大きく複雑に入り組んでいきました。
言葉で表現するのが難しいので、ぜひ読んでいただけたらと思います!
全てを描ききっているかのような絵の力にきっと圧倒されると思います。
ポイント②空気が変わっていく
高い所に「おつきみだい」を作ったねずみたち。
作っていくうちに時間が経ちました。
するとあたりは夕焼けに近づき、真っ赤な夕焼けに包まれ、夜がだんだんと広がり、そして暗闇へと変化していきました。
そんな空気のようなものまで、絵で感じ取ることができます。
生きている絵本だと思います。
ポイント③光る月
そしてついに月が昇ってきました。
おつきさん ありがとう、
たくさんの みのりをありがとう、
やさしい ひかりを ありがとう。
ねずみたちはお月さまに感謝を伝えました。
お月さまは、ねずみたちを優しい光で照らしてくれました。
絵で全てが語られます。
自然をたっぷりと感じられる名作です。
いわむらかずおの他のおすすめの絵本
↑こちらの絵本を紹介している記事
↑こちらの絵本を紹介している記事
おつきさまこっちむいて
文 | 片山令子 |
絵 | 片山健 |
出版社 | 福音館書店 |
出版年 | 2010年 |

語りかけが優しい
3歳からおすすめ
✓友だちのようなお月さま
✓身近に見られる月
✓言葉と絵がいい
ポイント①友だちのようなお月さま
ほそい ほそい おつきさま
こっちむいて。
おなかが すいてるの?
ぼくと おんなじだね。
お話は「ぼく」のこんな言葉から始まります。
「ぼくとおんなじだね」
そんな言葉から、ぼくがお月さまをまるで友だちのように親しみを持っていることが分かります。
始終優しいぼくの言葉にほっとさせてもらえますよ。
ポイント②身近に見られる月
この絵本には身近に見られる色々な月が登場します。
冒頭の三日月に、おぼろげな月、雲に隠れた月、昼間の月、満月・・・
ねえねえ おつきさま。
どうして ずーっと、
ぼくのあとを ついてくるの?
という場面もありました。
子どもの頃、同じように思った方も多いんじゃないでしょうか?
身近な月に、等身大の感想。
とても親しみを感じられます。
ポイント③言葉と絵がいい
子どもらしさを感じる素直な言葉の数々と、片山健さんの描くきらきら、ちらちら、ふわふわした絵が合っていて、とても優しい雰囲気になっています。
読んだ後にきっと月を探したくなる。
そっと側に置いておきたい。
そんな絵本です。
片山令子・片山健の他のおすすめの絵本はこちら
4歳からおすすめ
いただきますのおつきさま
作 | 鈴木真実 |
出版社 | 講談社 |
出版年 | 2017年 |

ナンセンスで楽しい!
3歳からおすすめ
✓ナンセンスで楽しい!
✓絵がいい
✓最後が最高!
ポイント①ナンセンスで楽しい!
この絵本はナンセンスでとっても楽しいです!
ナンセンス絵本とは、意味や論理を意図的に無視し、ユーモアや奇抜な発想、言葉遊び、意外性のある展開を楽しむことを目的とした絵本のことです。

えっ!?
となる展開に、

どうなるの?
という先の読めなささが楽しいです!
動物たちと一緒に、月夜に起こったこのヘンテコなことを面白がってくださいね(笑)
ポイント②絵がいい
「たいへん、たいへん、
たいへんです!
おつきさまが おっこちて
きましたー!」
お話は、こんなうさぎの言葉からはじまります。
慌てて様子を見に行くおこじょやさるたち。
夜空の青さと、お月さま?の黄色がとても鮮やかで雰囲気たっぷりです。
動物たちの表情も可愛くて癒やされるので注目してくださいね。
鮮やかな絵は読み聞かせにもぴったりです!
ポイント③最後が最高!
そんなこんなで最後の場面がまた最高なんです。
脱力しちゃうような、今度はどうなる!?と盛り上がっちゃうような面白さ!
ぜひ読んでほしい1冊です。
鈴木真実の他のおすすめの絵本はこちら
↑こちらの絵本を紹介している記事
おつきさまのともだち
作・絵 | カワチ・レン |
出版社 | Gakken |
出版年 | 2019年 |

可愛くって面白い!
4歳からおすすめ
✓ノリノリな歌がいい
✓絵が可愛い
✓声に出して面白い!
ポイント①ノリノリな歌がいい
お月さまのお家に水星、金星、火星がやってきたところからお話が始まります。
みんなで”ほしのまち”へお出かけすることになりました。
♪ぼくたち なかよし ぷらねっつ!
すい きん ち か もく
どっ てん かい♪
歌いながらバスに乗って出発です!
ノリノリなこの歌が耳に残ってとても楽しいですよ。
ポイント②絵が可愛い
作者のカワチ・レンさんはフリーのイラストレーターでもあるそうです。
描かれた絵はどれもとっても可愛くておしゃれ!
鮮やかな色使いにきっと目を奪われてしまうのではないでしょうか。
後から登場する”もんすたー”たちのカラフルなデザインや色使いもとっても楽しいですよ。
ポイント③声に出して面白い!
みんなで音楽を奏でる場面は声に出すことでさらに面白くなります!
ぜひノリノリで読んであげてくださいね!
最後には【おつきさまたちのまわりのいろいろなものやできごとさがしてね!】として探す遊びもあります。
最後まで楽しい1冊です。
同じシリーズの絵本はこちら
5歳からおすすめ
つきのぼうや
作・絵 | イブ・スパング・オルセン |
訳 | やまのうちきよこ |
出版社 | 福音館書店 |
出版年 | 1975年 |

細長い絵本!?
5歳からおすすめ
✓細長いのが面白い!
✓細長いのがいい!
✓つきのぼうやがいい
ポイント①細長いのが面白い!
この絵本は形が面白いです!

こんな感じで細長いんです。

一般的なサイズの絵本(右側)と比べると、縦に細長いことがよく分かります。
既存の棚に入らなくて、よく横にして収納してあるのを見かけます(笑)
ちゃんと意味のある細長い形なのがいいですよ。
ポイント②細長いのがいい!
ある夜、お月さまがふと下を見ると池の中にもう一人のお月さまがいることに気がつきました。
水に映ったお月さまが気になって仕方がないお月さま。
”つきのぼうや”を呼び出してこう言いました。
「ちょいと ひとっぱしり
したへ おりていって、
あの つきを
つれてきてくれないか。
ともだちに なりたいのだ」
するとつきのぼうやは答えます。
「はい、いってまいります」
つきのぼうやは かごを さげて
げんきよく かけおりました。
もうおわかりでしょうか?
高い月から下の池へ降りていく様子を表すために細長いんです!
下へ下へと下っていく様を楽しんでくださいね。
ポイント③つきのぼうやがいい
元気いっぱいのつきのぼうや。
表情豊かでひょうひょうとしていてコミカルです。
可愛い絵にも注目してくださいね。
はたしてつきのぼうやは月を持って帰れたのか?
幸せな結末も見届けていただけたらと思います。
絵本の形が面白い絵本はこちら
↑こちらの絵本を紹介している記事
↑こちらの絵本を紹介している記事
月へミルクをとりにいったねこ
作 | アルフレッド・スメードベルイ |
訳 | ひしき あきらこ |
絵 | たるいし まこ |
出版社 | 福音館書店 |
出版年 | 1996年 |

心地よい余韻があります
5歳からおすすめ
✓続きが気になる!
✓月と動物が印象的
✓あきらめないのがいい
ポイント①続きが気になる!
4匹のこねこ達を育てるかあさんねこがいました。
ところが、ある日大変なことになり、こねこ達にミルクをあげられなくなってしまったのです。
どうしたものかしらと悩むかあさんねこにいぬが出てきて言いました。
「ねこさん、月のなかに
なにがみえる?」
(中略)
「おじいさんと おばあさんが
おけをはこんでいるわ」
「あのおけに なにが
はいっているとおもう?」
「もしかして・・・・・・ミルクなの?」
「そうさ。ミルクがほしいなら、
月へいけばいいんだ」
というわけでかあさんねこは月へミルクをとりにいくことになりました。
月にミルクがあるの・・・?
気になる展開にわくわくしますよ。
ポイント②月と動物が印象的
かあさんねこが月へと走って行くと、色々な動物達が加わりました。
そんな動物たちが月に見下ろされる場面はとても印象的です。
本当にミルクを手に入れられそうな生命感が感じられますよ。
ポイント③あきらめないのがいい
かあさんねこは決してあきらめませんでした。
それでも、ねこは あきらめません。
かわいい こねこたちのために
なにがなんでも ミルクを
てにいれようと、月が
とんでいくほうへ
ちからいっぱい かけだしました。
かあさんねこを思わず応援したくなくなってしまいました。
粘り強く頑張る力も大切な力です。
かあさんねこからそんな頑張る力を学んでもらえたら嬉しいです。
垂石眞子のおすすめの絵本はこちら
↑こちらの絵本を紹介している記事
ふしぎな月
文 | 富安陽子 |
絵 | 吉田尚令 |
出版社 | 理論社 |
出版年 | 2021年 |

ふしぎな月の力
5歳からおすすめ
✓言葉と絵の美しさ
✓照らす月
✓祈りと願い
ポイント①言葉と絵の美しさ
そらに まあるい
ふしぎな 月が
のぼりました。
(ページをめくって)
やまのはに かおを
だした 月は、
すきとおった ひかりを
はやしの なかに
なげかけました。
冒頭の文です。
静かで美しい文だと思いました。
絵も月の光で明暗がつけられていて夜の森が美しく描かれていますよ。
ポイント②照らす月
月の ひかりは そっと
のはらに ひろがりました。
とか
月は しずかに
うなばらを てらしました。
など、月は色々な場所を照らしました。
どの空からも見ることのできる月。
月が優しい光りをたたえています。
ポイント③祈りと願い
最後は、この世界を見守っている月へ向けて、願い、そして祈りのような言葉がつづられています。
平和であるようにと一緒に願いたくなる一冊です。
ぜひ静かに読み聞かせてあげてほしいです。
富安陽子の他のおすすめの絵本
↑こちらの絵本を紹介している記事
小学生からおすすめ
たくさんのお月さま(中学年~)
文 | ジェームズ・サーバー |
絵 | ルイス・スロボドキン |
訳 | なかがわちひろ |
出版社 | 徳間書店 |
出版年 | 1994年 |

ユーモアたっぷり!
小学校中学年からおすすめ
✓言葉が面白い
✓お姫様がいい
✓最後まで楽しい!
ポイント①言葉が面白い
ある王国のお姫様が病気になりました。
それを心配した王様がお姫様に、
「なにか、ほしいものはあるかい?」
とたずねました。
すると姫は、
「お月さまがほしいな。
お月さまをもらったら、
きっとげんきになるとおもうの」
と言ったから大変!
王様はなんとかして月を手に入れようとして――というお話です。
このお話は言葉の表現が面白いんです!
王様に呼ばれてやってきた家来達のユーモアたっぷりの、こねくり回したような言葉(笑)にぜひ注目してくださいね。
ポイント②お姫様がいい
このお姫様、なかなか素敵でした。
まだ10歳のレノア姫の考えは、甘いようで鋭いような、世界をくるっとひっくり返してしまうような面白さでした。
レノア姫に始まり、レノア姫に終わるという感じです(笑)
子どもの目線で見ると、きっとっより痛快だろうなぁと思います。
ポイント③最後まで楽しい!
私は最後の場面がチャーミングで大好きです。
ふわっと描かれたような絵も味があって素敵ですよ。
少し長めのお話なので、対象年齢は小学生中学年頃にしました。
色あせない名作だと思います。
なかがわちひろの他のおすすめの絵本はこちら
↑こちらの絵本を紹介している記事
月の満ちかけ絵本(中学年~)
文 | 小枝史郎 |
絵 | 佐藤みき |
出版社 | あすなろ書房 |
出版年 | 2012年 |

月の満ち欠けがわかります
小学校中学年からおすすめ
✓月の満ちかけが分かる
✓月の雑学が楽しい!
✓豆知識まで必見
ポイント①月の満ちかけが分かる
月の満ちかけが起こる仕組みを、柔らかい言葉と図で分かりやすく説明してくれています。
そしてページをめくるごとに、
1日目の月 新月(しんげつ)
見えないお月さま
(ページをめくって)
2日目の月 二日月(ふつかづき)
2日目なのに「ついたち?」
と、時系列で月の満ち欠けを追っていくんです。
図もあって分かりやすいところがいいですよ。
ポイント②月の雑学が楽しい!
それぞれの項目で月に関する雑学が紹介されているところが面白いですよ。
例えば三日月の項目では、
むかしの人は、三日月に
望みをたくすと、やがて満ちて、
望みがかなえられると
しんじてきたんだ。
戦国時代には、武将は兜に三日月を
つけて、必勝をねがったんだ。
とあります。
望みをかなえてくれるという
三日月は、今でも学校や会社の
マークに使われたり、国旗に
使われたりしているよ。
と。
月に関する情報がたくさん詰まっていて、満足感のある1冊です。
ポイント③豆知識まで必見
巻末には月と「宇宙の豆知識」としてさらに知識を増やすことができます。
「月のもようは、なにに見える?」
という項目が、各国のお月さまの見え方を紹介していて楽しいですよ。
大人も一緒に楽しく知識を深められる1冊です。
楽しく学べる絵本の記事はこちら
まとめ
今回は【お月見したくなる!月が出てくる絵本】をテーマに12冊紹介しました。
気になる絵本はありましたか?
どれか1冊でもお気に入りの絵本に加えてもらえたら嬉しいです。
紹介された絵本をもう一度チェックしたい方はこちら
③つきよ
当ブログでは他にも色々な絵本を紹介しています。
どれもおすすめの絵本ですので、良かったら読んでみてくださいね。
コメント